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第5話「未来を変える」

夜。


指定した範囲の中心に立つ。


(ここだ)


違和感が最も濃い。


《スキル“犯罪解析プロファイリング”が起動しています》


流れが見える。


・犯人は徒歩接近

・正面から侵入

・会話後に刺す


(時間は――)


23時12分。


時計を見る。


23時09分。


(あと3分)


静寂。


だが――


(いる)


視線の先。


一人の男。


歩き方に迷いがない。


(ターゲットは決まっている)


男が建物に入る。


俺も続く。


階段を上る音。


二階。


ドアの前で男が止まる。


ノック。


「誰ですか?」


(顔見知り)


ドアが開く。


その瞬間――


「止まれ」


男の動きが止まる。


刃物が見えた。


「なんで……」


(予測通り)


一歩踏み込む。


男が腕を振る。


(左だ)


分かっている。


腕を制す。


刃物を叩き落とす。


「終わりだ」


そのまま押さえ込む。


抵抗は一瞬。


勝負にならない。


(間に合った)


背後で震える声。


「な、何が……」


被害者が立ち尽くしている。


「もう大丈夫だ」


短く言う。


その時――


「……やはり来たか」


氷室だった。


「単独で止めたか」


「予測通りだ」


「当たり前だ」


氷室が一瞬だけ黙る。


「……本当に外さないな」


初めての評価。


「再現してるだけだ」


氷室は男を見る。


そして俺を見る。


「その力、警察より使える」


(やっと認めたか)


だが――


「制御できない」


「できてる」


「今はな」


視線が鋭くなる。


「国家レベルでも通用するか?」


(面白い)


「試せばいい」


氷室がわずかに笑う。


「いいだろう」


そして言った。


「取引は続行だ」



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