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木々の間から木漏れ日が差し込み、色々な所から虫や鳥…様々な生き物の声が聞こえる。そんな森の中を俺は大きめのリュックサックを背負い歩いていた。


「何か金になる物でも落ちていないだろうか……?」


俺はそんなことを呟きながらも足を動き続ける。疲れた…そりゃそうだ。無駄に重いリュックサックを背負い、しかも森を探索する為の靴やそう言う類の物を一切身につけていないのだ。そこで俺はそこら辺に倒れている木に座って一旦休憩することにした。


「ふぅ……確かここに…あったあった。」


リュックサックから森に来る途中のコンビニで買ったおにぎりとペットボトルの水をを取り出す。まだお昼の時間ではないが、こんなに疲れているのだ。仕方が無いだろう。俺はおにぎりの封を開け、齧り付く。口の中に、米の優しい風味と塩鮭の塩味がいっぱいに広がる。そしておにぎりを食べて奪われた口の中の水分をペットボトルに入った水で補給する。先程の疲が嘘のように吹き飛んだ気がした。そして俺はおにぎりを無事完食し、探索を再開した。


しばらく歩いた後、俺の目に何かキラリと黒光りする物が写った。ちょうど手によくフィットしそうな持ち手、細くて長い金属製の筒…銃だ。しかもそれが5……もしかしたら10丁はあるかもしれない。


「これは…やっぱり銃だ…!しかもこんなに沢山…。売ったら結構金になるんじゃないか…?」


「よし、とりあえず…重いな……ふんっ…!…よし…」


少し重いそれを自身の背負っているリュックに詰め込む。3丁しか入らなかったが、まぁまた来れば良いだろう。


(ん…もしかしたらもっと奥の方に聞けば更に高価な奴が落ちてるんじゃないか……?)


そう思った俺は銃を入れて更に重くなったリュックサックを背負うと、軽い足取りで歩き始める。奥に行けば行くほど、対戦車砲や放棄された装甲車、さらにはミサイルまで。


「これは凄いな…………。元々ここが戦場だったのは知っていたけどまさかこんな物が落ちているなんて……」


しかし、流石にこんなに大きな物は持って帰ることが出来ない。しかしそれを分かっていても俺の足は好奇心の余り1歩、また1歩、と踏み出してしまう。


そしてそれから数分後、突然俺の目に光が入ってきた、突然の事に俺は驚いて目をぱちぱちとさせる。


「…わぁ…………。」


そこには日光を遮る背の高い木が生えておらず、その代わりに地面を埋め尽くす大量の花が咲き誇っていた。先程の光にこの花たち…自然は俺の事を驚かせようとでも思っているのか?。


しかしそれとは比にならないほど、俺を驚かせるものがそこにあった。巨大な鎧の様な物…特殊人型戦闘機械、通称「S.H.C.」。


「S.H.C.…なんでこんな所に?しかもこんな見た目の奴…見たことも無いぞ?」


実は俺、俗にいう「ミリオタ」というやつで、知らない兵器はほぼ無いと言っても過言ではないのだ。そんな俺が知らない物……。純白の装甲に、水色のバイザー型のメインカメラ…どっかの国の極秘兵器とかなんかだろうか?いいや、そんな訳がない。極秘兵器とかならもっとガチガチに警備されている施設とかに置いておくはずだ。


俺は、疑問と好奇心が混ざった様な気持ちで体を動かす。それとの距離が1mくらいになった時、俺はそれに向かって手を伸ばす。


指先に金属のひんやりとした感覚が伝わる。


次の刹那、それは大きな機械音と蒸気が吹き出る様な音を放ちながらコックピットの扉を開く。…巨大な鎧の中には何があるのか?。俺はそう思い、息を呑む。


「……は?…女の…子…?」


中には、操縦するのに必要であろう機械などと銀髪の少女が眠っていた。そしてその少女はゆっくりと目を開き何かをぶつぶつと呟く。


「…戦闘補助システム『Kyrie』…起動。」



そういうとその少女はコックピットから出てきて、俺の唇にキスをした。

初めまして!みなもっさんと申します!!。ここまで読んでいただき誠にありがとうございます!。初めて小説を書くのでところどころおかしいところもあるかもしれませんが許してください!

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