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魔女学園のTS生徒〜被検体の俺は美少女の皮を着せられ、魔女学園(女子校)へ編入する事に〜  作者: 海神 アリア
第3章 聖なる乙女の光と闇

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第3章2話 少女とメイドと魔女の家①

シリアス路線な第3章、今回はメイドさんが活躍します。

 夜の歓楽街を、一人の女子高生が俯きながら歩いていた。


「はぁ……はぁ……」


 決して病気なわけでもなく、激しい運動をしている訳でもない。息苦しさの原因は別のところにあった。その原因は彼女が使用した『魔術道具(マジック・アイテム)』だ。厳密に言えば、そのアイテムを使った事で引き起こされた現象……『悪魔騒動』に対する罪悪感であった。


(聞いてない……こんなの、聞いてないよ!)


 この女子高生『影子(えいこ)』は、生まれつき不自然な力……即ち『魔法』を使う方が出来た。しかし、影子の両親は魔法を知覚出来ない一般人。故に、彼女は両親から気味悪がられ、疎まれ、家庭に居場所を無くしてしまったのだ。


 そして彼女の居場所はこの歓楽街となった。この街は家族から半ば見捨てられた様な子供が集う場所だ。似たような心の傷を持つ若者達と歓楽街で出会い、影子は少し心が軽くなるのを自覚した。

 勿論、歓楽街で生きていくにもお金は居る。ここで出会った仲間からは、安いホテルやネットカフェを紹介して貰い、辛うじて生活できていた。しかし、家出した時に持ってきたお金は底をついてしまう。今は親が払っているスマホも、いつ止められるか分かったものではない。

 歓楽街にいる女子高生や女子大生は、男性と食事をしたり、一夜を共にする事でお金を稼いでいる。影子はそう言った事には気が引けており、可能な限り男性を相手にする『仕事』はしたくなかった。


「なら、もっと簡単に稼げる方法があるわ」


 そう言って影子に声をかけたのは、二十代半ばの女性だった。


「だって貴女、『魔法使い』なんでしょう?」


 彼女は初めて、『自分と同じ人間』に出会えた事が嬉しかった。自分の力を頼られた事が嬉しかった。そして何も知らない女子高生は、『魔術道具の起動テスト』と案内された闇バイト……『黒魔術バイト』を引き受けてしまったのだ。手渡された魔法の杖が、悪魔を召喚する代物だとは梅雨知らずに。


 ◆

 影子は悪魔の召喚現場から一目散に逃げ出し、歓楽街へと戻ってきたのだ。自販機で購入した飲み物を流し込んでも、動悸が収まらない。


「私は……私はそんなつもりじゃ……」


 スマホを見れば、少し離れた街の惨状が流れてくる。ビルや道路が派手に破損した『原因不明の事故』の映像やニュースを見るたびに、自分の迂闊さ、愚かさ、軽率具合を呪わずにはいられない。前金5万円、成功報酬10万円、この金額は決して引き起こされた事件に見合った額ではない。自分は、たったこれだけのお金の為に犯した罪を、一生背負い続ける事になるのだ。


 突然、影子の前に人が現れた。いや、ずっとスマホを見ながら歩いていた彼女が、前方の人に気づかなかっただけだ。女子高生の華奢な身体は、ぶつかった拍子に後ろへ倒れ込んでしまった。


「痛たた……」


 尻餅をついた影子に対し、ぶつかられた少女が手を差し伸べた。


「大丈夫そ?立てる?」


 影子を案じる声の主は、自分と同年齢くらいの少女だった。ラメの入ったアイシャドウをバッチリ決めた、赤髪の美少女ギャル。そして彼女の服装と胸元の『(あかね)』と書かれたバッジを見るに、恐らくメイド喫茶のアルバイト店員だ。影子は少しの間、自分の置かれた状況を忘れ、目の前の美少女メイドに目を奪われてしまった。


「おーい、大丈夫?もしかして、怪我してる感じ?」


「ひゃ、ひゃい!大丈夫、怪我は無いでしゅ!」


 影子はゼンマイ仕掛けの人形よろしく、勢いよく飛び上がった。


「なら良かった。あ、あーしさ、メイド喫茶のバイトしてるんだ。良かったら、チラシ受け取ってよ♪」


 茜が影子に差し出したチラシには、何人もの可愛いメイドさんが映っている。特に紙面の中央を陣取る青髪の子が目を引いた。愛くるしい表情の童顔メイド、恐らくは看板娘なのだろう。目の前のギャルメイドもそうだが、看板娘のメイドさんも影子の視線を奪ったまま離さなかった。


「どう?推しのメイドさん、見つかった?」


「あ、えっと、その……私、こういうお店には入った事が無くて……」


「そーなの?てっきり『せいら』ちゃん推しかと思っちゃった。あ、青い髪の子ね。あの子、バイト先の看板で、()()()()()()()()()()()()。だからもしかしたら、おねーさんも『せいら』ちゃん推しかなーって」


「あはは……確かに可愛いですよね、センターの()


「んー、でもその感じだと、おねーさんの推しは別にいるっぽい感じ?」


「それは……内緒です」


「えー、気になるー!」


 影子は、目の前のメイドさんと話す内に、ふと考えてしまった。


(同じ年頃の子と、こんなに話したのなんて何時(いつ)ぶりだろう……)


『茜』の様なギャルなんて、自分とは正反対な『(よう)』の存在だ。故に、陰の者である自分とは、一生交わらない人物だ。

 そう、それは『これからの人生』でも、だ。街をめちゃくちゃにする、恐ろしい怪物を呼んでしまった私が、付き合って良い人間ではない。


「そうだ、これはメイド喫茶とは関係ない事なんだけどさ……最近、『おかしな事件』とか見なかった?」


 茜の一言により、影子の心臓は素手で握り潰された様に萎縮した。


「いや、変な話じゃなくて!ほら、最近色々と物騒じゃん?学校でも、『不審者が出たぞー』的な話もちょいちょい聞くからさ。だから、おねーさんも何か知ってたら教えて欲しいか……な……」


 赤髪のメイドは、突如膝を折り地面に手をついた少女を見て言葉を途切れさせた。女子高生は顔から滝の様な汗を垂らしながら、荒い呼吸を繰り返している。


「ちょ、大丈夫!?」


「わ、私に……これ以上関わらないでください」


「どういう事?てか、めっちゃ顔色悪いよ?」


「いいから、近づかないで!」


 影子は感情のままに魔法で影の手を操り、メイドが持つチラシの束を払いのけた。


「私は……私は普通の人間じゃないんです!」


 普通の人には、影子の『影魔法』は見えない筈だ。手にしたチラシが、いきなり散乱したのだ。きっとこのギャルも驚く筈だ、と影子は考える。そしてその隙に、家出少女は逃げ出すつもりだった。


「もしかして、おねーさんも『魔女』だったりする?」


 身を翻した直後、背後から聞こえた茜の言葉に影子は固まってしまった。


『だって貴女、"魔法使い"なんでしょう?』


 自分を犯罪者へと陥れた声が、脳裏でフラッシュバックする。心臓が痛い程に鼓動し、胃の中身が込み上げてくる。


「わた……し……は……」


 家出少女は、嗚咽を堪えて声を絞り出す。

 このままではいけない。何とかシラを切って、この場から逃げ出さないとダメだ。また、自分は誰かを不幸にする。例え、自分はそのつもりがなくても、また誰かに利用されてしまう。影子は必死に考えて懸命に身体を動かそうとする。しかし、手足が恐怖で震えて動く事が出来なかった。


 が、その震えは、赤髪の少女が止めてくれた。彼女が、頭を撫でてくれたのだ。


「おねーさんの事情はよく分からないけど、何だか辛そうだよ?何かさ、あーしに出来ることは無いかな?」


 メイドの少女は、優しい手つきで家出少女の頭を撫でる。漫画喫茶暮らしで碌にシャワーを浴びていない、汗まみれでボサボサの髪を、躊躇いもなく。


「あ、もしかして、寒気がするとか?だったら、この『魔術道具』で温めるから!」


 茜が取り出したのは、オレンジ色の水晶玉だ。手のひらサイズの水晶は、カイロよりも穏やかな熱で、影子の身体を温める。否、メイド少女の気配りは、家出少女の心まで温めていった。影子の瞳からは、涙がとめど無く溢れて来た。


「うっ……ひっぐ……うぇぇん……」


「おねーさんが泣き止むまで、あーしが側に居るからさ。泣きたい時は、泣いて良いんだよ」


 茜はメイド服が涙で濡れる事も厭わず、家出少女を抱きしめて頭を撫でる。赤髪の少女はどんな炎よりも優しく、影子の事を温めた。心がほぐされた彼女は抱きしめられたまま、ぽつりぽつりと事情を話し出す。


「信じてくれないかもしれないけど……私、悪い人に騙されたの。『魔法のアイテムのテスト』って言われたのに、『ちょっと杖が光るだけ』って話だったのに……街をめちゃくちゃにする道具を使わされちゃった……」


 影子を抱きしめる手に、彼女の感情が伝わって来た。騙された事への怒りや悔しさ。自分が起こした惨状への罪悪感。怪しい話に迂闊にも乗ってしまった自分への怒り、自責、自己嫌悪……。

 影子は気が付かなかったが、茜の瞳は怒りで燃えていた。か弱く涙をこぼす少女を、自分達の利益の為に踏み躙った存在に。


 泣きじゃくる家出少女は、メイドの腕の中で少しずつ落ち着きを取り戻した。しかし、少女が掴みかけた平静は、瞬く間に奪われてしまった。


「見つけたわ、新人ちゃん。戻って来ないから心配になっちゃった」


 彼女らに近づいたのは、恐らく30歳前後と思しき女性だ。あからさまに『作っている』笑顔と声色からは、悪意がじんわりと滲み出ていた。そして、女性の声を耳にした影子は、身体を石の様に硬直させた。


「もしかしておばさん、このおねーさんの知り合い?」


「おばっ……!?」


 彼女らの悪意を知ってか知らずか、茜は朗らかな表情と口調で話しかける。女性は咳払いをして、再び『笑顔』を作った後でメイドの問いに応えた。


「ええ、その通りよ。そこの新人アルバイト……影子ちゃんの雇い主よ」


「ふむふむ成程……そういう事ね」


 メイド少女は路上に散らばったチラシを一枚拾い上げて、雇い主を名乗る女性に手渡した。


「折角だし、おばさん達もあーしのバイト先に来てよ。今なら安くしておくからさ♪」


 二度目の『おばさん』呼びを受け、チラシの受け取り手は流石に眉を痙攣させる。が、広告に映るメイド達の写真を見て、すぐさま機嫌を直した。


「なら、お言葉に甘えて、このメイド喫茶に連れて行って貰おうかしら。当然、新人ちゃんも一緒に来るわよね?」


 雇い主の問いかけに、影子は小さく頷く他無かった。幾ら必死に茜の腕にしがみ付いても、彼女が自分からのSOSに気付く様子がなかったからだ。


 ◆

 メイド少女に案内されるままに、影子と謎の魔女は路地裏を進んでいた。看板やネオンの明かりで照らされる表通りとは異なり、この道は静寂と薄暗さが支配している。


「そうそう、指名したいメイドさんが居るなら、今の内に教えてよ。出来る限り、その子に接客して貰うからさ♪」


「あら、随分とサービスが良いのね」


 どうやら影子の雇い主も、今ではすっかりご機嫌な様子だ。


「とーぜん!喫茶店『魔女の家』はメイド一同、お嬢様や奥様、それに魔女の皆様のお帰りをお待ちしているんだから!それに、他にも色んなサービスを用意してるし」


「へえ、例えば?」


「あーし、こう見えても『占い』が得意なんだー♪」


 メイド少女茜は、くるりと振り返り、家出少女とその雇い主へ視線を向ける。


「早速占ってみた感じ……貴女のお目当ては、看板娘の『せいらちゃん』っしょ?」


 茜はアラサー魔女をビシッと指差して、お目当てのメイドを言い当ててみせた。


「わぁ、凄い!大正解よ!」


「えへへー、凄いっしょ?」


 路地裏に似つかわしくない、和気藹々とした会話が続いている。その中で、影子は俯いたまま、唇を噛み締めていた。このままでは、自分を助けてくれた少女も、喫茶店の看板娘も、傍にいる悪い魔女の毒牙にかかってしまうからだ。


 影子の予想は、実際的中している。


 チラシを受け取ったこの女性は、青髪の看板娘が目当てだった。彼女が属する裏組織には、この青髪少女の捜索依頼が舞い込んでいたからだ。依頼主は不明で、幾つもの裏組織を介して依頼が行われたらしい。だが、確保出来れば賞金5億円の高額依頼だ。呑気な笑顔で道案内をする赤髪の少女を見ながら、裏社会の魔女はほくそ笑んでいた。


(本当にバカな娘……若くて頭の悪い魔女は、気軽に駒に出来て良いわ。この影子ちゃんと同じ様に、鎖で繋いで骨の髄までしゃぶり尽くしてやるんだから……!)


「……ッ!」


 影子は我慢の限界だった。これ以上は良心の呵責に、自分の所為で誰かが不幸になる事に耐えられない。影子はメイド少女と雇い主との間に割って入り、茜を自分の背後に隠す様に立ち塞がった。


「………逃げて、茜ちゃん」


「えっ?」


「この人!さっき私が言ってた人なの!私、この人に騙されて、悪魔を呼び出す魔術道具を使っちゃったの!このままだと、茜ちゃんも危ないから!だから、逃げて!」


 影子は、必死に声と勇気を搾り出して叫んだ。生半可な気持ちでは、恐怖で全身が震えている今、恩人の少女へ何も返せないと自覚していたからだ。


「うん、知ってるよ」


「へ?」


「……残念ね。貴女の事はもうちょっと飼い慣らしてあげるつもりだったのに……って、え?」


 あっけらかんとしたメイド少女の言葉に、影子も裏組織の魔女も驚かされた。


 赤髪の少女は不敵な笑みを浮かべると、徐に指を鳴らす。すると、ビルの壁面やアスファルトの地面に不思議な文字が浮かぶ。そして、そこから光の鎖が出現し、少女を食い物にする悪者を雁字搦めにした。


「あーしの事、『おバカで扱いやすい女の子』だと思った?残念、バカはおばさんの方だっての!」


「このガキ……一体いつから!?」


「そんなん、()()()()に決まってるじゃん?アンタが来てから、えーこちゃんの様子がおかしかったし。それに、『せいらちゃん』は人気者って言ったでしょ?あの子、アンタみたいな悪い魔女に狙われてんのよ。だからメイドの子が映ったチラシを配って、悪い魔法使いを炙り出してたって訳。でもって、おばさんは見事に釣られたって事!」


「その『おばさん』って呼び方やめなさいよ!?」


「えー?だって、アンタはお嬢様でもご主人様でもないじゃん?あーしが最初から、『お客様』として扱っていないのが分からなかった訳?」


 影子はこの光景に、自分と同じくらいの年頃の少女が悪い大人を言い負かしている様子に、ただ呆気に取られるしかなかった。


「大人を……舐めるなぁ!!」


 鎖に繋がれた悪女が怒声を上げる。手足が縛られていても、彼女の魔法には関係がない。『魔力生物』を生み出すのに、手足の挙動は関係ないからだ。暗闇に出現したのは、体長2メートル弱のカマキリだ。ギザギザの刃を持つ鎌にかかれば、小娘の手足や首を切り落とすなど造作もないだろう。


「やりなさい、『デス・マンティス』!その死神の鎌で、生意気なメイドの手足を刻むのよ!」


 人造の使い魔が主人の命を受け、両手の鎌を振り下ろす。


 が、切り落とされたのは、茜の手足ではなかった。


「魔力生物に召喚獣……どいつもこいつも凶暴で可愛げが無いわ。美雪のシロちゃんを見習えっての」


 赤髪の少女が投擲したタロットカードが、使い魔の腕を両断せしめたのだ。が、その事実は、ビルの壁面に突き刺さったカードを見て、漸く認識する事が出来た。つまり、投げる瞬間も、投げられた後の軌道も、茜以外には認識する事が出来なかったのだ。そして、使い魔の主が狼狽している間に、カマキリの首もタロットカードに切り落とされた。


「私の『デス・マンティス』が……貴女、一体何なのよ!?」


「ん〜?『愛と平和を守る、正義のメイドさん』ってトコかな?」


「何が正義のメイドよ!人の事を騙して、罠のある路地裏に連れ込んで、この卑怯者!」


「はぁ?アンタだって、えーこちゃんの事を騙してたんでしょ?なら、そんな事言われる筋合い、あーしには無いっての!」


 再び投擲されたタロットカードが、今度は拘束された魔女の足の甲に、深々と突き刺さる。


「ぎゃあああっ!」


 刺さったのは『正位置の悪魔』。メイドからの誘いに『誘惑』され、見事に『束縛』された女を、カードの中で嘲笑っていた。


「ぐッ……こんな事をして……タダじゃ置かないわ!他の組織の人間や『依頼主』だって、すぐに動いてお前たちを……」


 怒りに顔を歪ませていた女は、突如として言葉を失った。その原因は背中に突き刺さった、『光の短剣-カルンウェナン』だ。


「とても興味深いお話ね。でも、続きはこんな薄暗い場所ではなくて、もっと広い場所で『お喋り』をしましょう?」


 声の主は、上空からふわりと舞い降りてきた金髪の少女だ。身体の自由を奪う光の短剣も、この『アゲハの大魔女-マギナ・ロイジィ・スワローテイル』が行使した魔法だ。


「お疲れ様ね、茜お姉様♪

 後は私に任せて、お姉様はその子の事をお願いね!」


 妖精の少女は身体が麻痺した女を抱え、再びふわりと夜空へ舞い上がる。そして薄暗い路地裏には、赤髪の少女と家出少女が残された。


「えーこちゃん、怪我は無さそ?大丈夫?」


「え、あっ、はい!大丈夫……です……」


 目の前で繰り広げられた光景に呆気に取られていた影子は、茜の声で覚醒した。


「た、助けてくれて、ありがとうございました!それと、ごめんなさい!茜ちゃんが私の事、腕を握っても気付いてくれなかったって勘違いしてました!」


「大丈夫、大丈夫、気にしてないし。あーしだって、えーこちゃんに黙ってたんだから、お互い様っしょ」


 メイド少女は微笑むと、家出少女に一歩近づいた。


「それでさ、この後はどうする?」


「『どうする』、とは……?」


「メイド喫茶、このまま案内するつもりだったんだけどさ……えーこちゃんさえ良ければ、だけど」


「それは……」


 返答に詰まった影子だが、代わりに彼女の腹の虫が答えてくれた。


「……お願い、します」


「うん!それじゃ、ご案内しますね、『えーこお嬢様』♪」


 メイド少女はお嬢様の手を取って、自分のアルバイト先へと案内した。

ギャルっ子メイド茜ちゃんのお仕事風景、いかがでしたでしょうか?彼女の活躍が皆様の目にどの様に映ったか、気軽に教えて頂ければ幸いです。


次回は日曜日に更新予定です。


次回は日曜日に更新予定です。

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