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三神将

リバティアイランド!

三冠がんばれ!

「三神将という言葉に聞き覚えはありますか?」

「いや、無いな。」

 

 あの模擬戦の後、私はセインと二人きりで話していた。

 セラはもう自室に戻り、寝ているだろう。

 フレンもそれに付いている。

 

「では、この国の成り立ちについて分かりますか?」

「……この国は僕が生まれた頃に出来た新興国家。前身のシャムス帝国がクーデターによって滅び、領土はそのままでシャムス公国が出来上がった……。で合ってるか?」

 

 私の答えにセインは頷く。

 

「ええ、概ねその通りです。では、シャムス帝国についてどれ程ご存知でしょうか?」

「……かつてこの大陸全てを支配していた事くらいだな。」

 

 セインの教育で知っていたのもあるが、実はそれ以前から自力で調べてその辺りまでは理解している。

 歴史の授業に関してはセインから学んだ事はあまり多くは無いのだ。

 

「では、その辺りについてお話致しましょう。」

 

 私は歴史は今から遡って勉強していた。

 その方が今と関連付けられてわかりやすいからだ。

 意味の分からない大昔からやっても全てを頭に入れるのは不可能だ。

 正直、最低限分かれば良いのでそれで良いのだ。

 

「昔、この大陸には無数の国家が乱立していました。」

 

 つまり、戦乱の世だったということらしい。

 

「その一つに、エルドニア王国という国がありました。」

「エルドニア?」

 

 この時の自分の名はアルフレッド・エルドニア。

 気にならない訳が無い。

 セインは敢えてそこを説明すること無く進めた。

 

「そして、最大の勢力のシャムス帝国がありました。この二カ国は互いに友好国で、婚姻同盟を結んだり、よく連携していました。」

 

 この時代からシャムス帝国があるらしい。

 相当な歴史のある国ということだ。

 それに婚姻同盟という事は、自分にも皇帝の血が流れているのだろうか。


「ある日、シャムス帝国は平和の為の大陸統一を掲げ周辺諸国に侵攻を開始。その時にエルドニア王国は真っ先に臣従し大陸統一の手助けをしたそうです。」

 

 エルドニア王国はどれ程の大きさだったのかは分からないが、シャムス帝国としてはありがたい限りだったのだろう。

 どちらにせよ、聞いた限りでは友好的な臣従のようだ。

 

「そして、シャムス帝国の大陸統一に多大な貢献をした三人の将がいました。最初に臣従した三国の王がその能力を認められ任じられたそうですが、初代が亡くなってからは出自は問わなかったそうです。」

「三神将と言ったな?猛将と剣聖とあとは何なんだ?」

 

 すると、セインは首を横に降る。

 

「いえ、剣聖は神将の称号ではなく独自の物です。猛将、忠将、そして義将の三つです。因みにですが、義将は代々エルドニア王家が任じられたそうですよ。」

「ん?つまり三神将の最後の一人って……。」

 

 セインは首を縦に振った。

 

「そうです。あなたのお父上、トール・エルドニア様です。」

「……そうか。」

 

 少し考える。

 そして、その疑問をセインにぶつけた。

 

「セイン。何故三神将がいながらクーデターは成功したんだ?そして、何故三神将のうち二人が生きているんだ?公国にとっては要注意人物だろ。」

「……そうですね。その辺りについてはまた今度お話致します。私の一存だけで話して良い物でも無いので。」

 

 そのセインの意味深な答えに苛立ちを覚える。

 が、私は我慢した。

 こうなってはセインは教えてくれないのだ。

 こいつは中々頑固な所があるからな。

 

「さ、明日も早いですし今日はもう寝ましょうか。」

「……分かった。」

 

 私が不機嫌なのをセインも理解している。

 だが、セインも私がわがままを言わないことは分かっているので寝るように促してくる。

 確かに、もう寝る時間だ。

 ここは素直に従うとしよう。

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