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ひだまり園のおだやかな日常  作者: ツユクサ
2/4

その 2

ひだまり園は

ごくごくふつうの

保育園。


子どもたちは園庭に遊びに出ようとしてる。


花子先生と春美先生の

約15分の

慌ただしい、ひと時もやってくる。


……………


(ドタドタ ドタドタ)

「ねぇ、これ見て。なのはの、

ピンク!

キラキラも付いてて可愛いでしょ。」



「先生ー。すみれのお靴ない。」



え!?昨日まであったでしょ?

よく見て探してごらん。

「すみれちゃん、お靴ないの?もう1回探してみて。」


「ねぇ先生ー。すみれのお靴ない。」

(ええー。ないかー。)


(うーん。どこいっちゃったかな…。)

一先ず、下駄箱を目で追う。

「花子先生ー!すみれちゃんのお靴、ないんだって。

昨日あったよね?」


と部屋に届く?声で、

中にいる花子先生に

声をかける。


「…と、

野はらくん!

お靴反対。右と左どっち?」


「みんなー、お靴、右と左あってるかな?

右と左、どっちだっけ?」


「こっち!」

「先生合ってる?」


「合ってるよ!◯!と…

◯、◯、◯、◯、と、

ぼたんちゃん、右と左反対だよ。

◯、◯、◯、

空くん、ぺったん取れてるよ。転んじゃうから、

ちゃんとぺったんしてね。」

1人ずつ確認していく。


「春美先生ー!しずくちゃん、おトイレこれからなので、

私こっち付いてます。」

中から、花子先生も声をかける。


「分かりましたー!お願いしまーす。」


途中、子どものカラー帽子が

後ろに回ってるのを直して、

「鼻水出てるよ、拭いてきて。」

とも声をかける。


…………


(あ!そうだ!)

「なのはちゃん、お靴見せて。

…と!」


「花子先生ー。あった、あったよ。

なのはちゃん履いてた。」


「あって良かったでーす!」

これまた部屋から声が飛んでくる。


なのはちゃん、すみれちゃんと

おんなじだから、間違っちゃうよね。

お家の人にお名前書いてもらおうね。


「すみれちゃんに、お靴間違えちゃった。ごめんね…

って言おうね。」


「すみれちゃん、ごめんね。」


「春美先生、しずくちゃんも用意できました。」

「ありがとうございます。」


「よーし、それでは、3回、10まで数えてね。」

三輪車、春美先生、用意してくるからね。

待っててね。



「いーち、にー、さーん…。」

花子先生が察知して、ゆっくーりめに、

子どもたちと数を数えてくれている。


急いで、走って、三輪車を

ひたすらに準備する。



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