等価交換
今回のブルーカラーとは、青色ではありません。英単語の綴りが違う青襟のことです。意味は調べてみてください。
今話題の『心の残業』とは、勤務時間外に仕事の事を考える状態らしい。
この単語と意味をSNSで流れてきて、初めて知りました。
たまに私もこの状態になりましたが、「残業代は一切出ない」と素早く心を切り替えます。
私は仕事中きちんと手と目を動かしている最中、退勤後や週末の事を考えるのに支障はないブルーカラー層。
それなりに低い時給で働く身に、かつて会社への忠誠心や愛社精神を説いた上司も居ましたが………。その時は「そんなもん無くても、この時給で真面目に働く私達に感謝して欲しい」と同僚の皆で言い合いました。
その後に『退職者大量発生、説明会事件』もありました。
派遣の方が年収換算で給料が高いと、もっと貰える職場に移動する為に退職したのです。理由は「派遣より月給と年収が少ない」と申告して。
そうしたら上司が私達を集めて、時給の誤差の説明会をしました。要はそんなに変わらないと、当時の時給のまま引き止めようとしたのです。
しかし、説明をぶった斬る猛者のお姉様のお言葉。
「私達はお金の為に働くのであって、この会社への忠誠心も愛社精神も無い。少しでも時給が高いなら、どこでも入り直して働くのは当然です」
時給制のブルーカラー達、同意の拍手喝采。
一週間後、時給upしました。
更にその数年後、私が経験した退勤後の電話のやり取り。
上司「トラブル発生、今から来て」
私「時給は発生しますか?」
上司「(数秒沈黙後)やっぱり良いよ」
本当っに!月給制上司は、時給制部下に対して理解が足りません。
猛者のお姉様の言う通り、仕事は給料が全てですよ。
仕事に対する『やりがい搾取』なんて言葉が出る前から、私の周囲では『仕事=お金』です。
ボランティアではないのですよ?
そもそも『ボランティア』の和訳は『自発的に行う』であって、外来語として変化した『無償奉仕』ではありません。
無償奉仕は素晴らしいことですが、他者から強制されてやることですか?
私はやりませんよ。
無償でやらないことに文句があるなら、その人がやれば良い。
なのに、押し付けてくるツラの皮の厚さは凄まじい。
私の住む田舎でさえ、近所のおすそ分けはお返しがセットですよ。元々は互助だとしても、貰ってばかりだとどんな悪い噂が流されるか………村八分の可能性さえあるのに。
とにかく、対価は大事だと言う事です。