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THE SHAM & spirit  作者: プレミアムなすび
2/5

1.1

《Basic operation system》


Check the operation of each drive unit...... normal

Transmission speed ...... normal

Emergency output device ...... normal


Fixed to standard level 3


《AI system》

Check CPU operation ...... normal

Access speed to memory ...... normal

Ethics check ...... normal

Personality program ...... normal


All parts clear



Startup


ジョニーは重い瞼を持ち上げ目覚めた。事故に遭う夢なんて見るもんじゃない、とぼんやり考えていたせいか、今自分がいる場所が先ほどの研究室でも自宅でも病院でもない、薄暗い部屋だということに気付くのが遅れた。

「ここはどこだ!?」

 飛び起き辺りを見渡すも、虚しく声が響くだけだった。

「落ち着け……落ち着け……」

 もう一度仰向けになり心を落ち着かせる。痛みや具合が悪いと思う箇所もなく、記憶も失っているわけでもない。ふと窓に映る自分の姿を見ると外見が老けていたこと、パジャマに着替えていたこと、耳に二重の黄色い円が描かれた白い耳当てをつけていたことがわかった。

「何なんだ」

 外そうと引っ張ってみるものの全く外れなかった。

「どうなっているんだこれは……」

 暗然とした気持ちを抱いたまま部屋を出ることにした。

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