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2050年 第一次魔法戦争  作者: 望月陽介
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エピローグ 過去のあなたへ

 そちらは何年前でしょうか。

 僕たちは、あなたにとって未来で戦争を経験しました。しかし、ただの戦争ではありません。信じられないと思いますが、僕たちは魔法を使いながら戦いました。

 順を追って説明します。僕が18歳の頃、世界中央のセントラルフォレストで、ある森の妖精が怒りの叫びを発しました。そうすると、世界各地で眠っていた妖精達が目を覚ましました。

 妖精達は『基本的に』人間に害を及ぼすことはありませんでした。では、なぜ怒りの叫びを発したのかと言いますと、単刀直入に言えば森林伐採への対抗です。人類は増えた人口に比例して、多くの木を切ってきました。そして、ある日、妖精は怒りの叫びとともに、木の切断機械を破壊しました。

 それから、人々は環境について理解を深めていき、妖精との共生を図っていくと、誰もが思いました。

 しかしそれは世界の混沌の始まりでした。

 妖精達の復活と同時に、封印されていた魔物達も復活しました。魔物達は、元々妖精と敵対していました。

 そして、こう考える人がいました。

「森林の伐採をやめたら、困る人がたくさんいる」

実際、森林業界の営業人口の数は多く、失業者は多数発生します。さらに、木造の建造物を作ることはもうできなくなるでしょう。このように人類への影響は大きいです。

 そこで、世界連邦政府は、大きな決断を下します。

 魔物との共闘。

 魔物と協力し、妖精達に攻撃する。環境資源の搾取の実権を取り戻す。これが政府の発表でした。

 この決定により、僕たちの運命は大きく変わりました。

 これから、その後の、僕らの戦いについて話していきます。



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