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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私ね 結婚するよ  

作者: 東雲 環奈

ある曲を聞いて切なくて この話をかきました。


曲の内容と文章がだいぶかけ離れた話になったので曲名はかきません。 もしかしたら気づく人がいるもしれませんが・・多分 きっと気づかないかな。

※12/16 文章が 少しおかしいところがあたので訂正・・・。


小さいころ事故にあった。旅行中、土砂崩れにあって車ごと崖からおちた。

雨と雷と土のにおい・・

私はチャイルドシートに固定されてて無事だったけど、両親は無事じゃなかった・・

私は両親の葬儀中ずっとはなれなかったみたい。

私の両親は駆け落ちみたいな結婚で祖父母も葬儀には誰もこなかった。

両親には友達にめぐまれてて いっぱい人がきていたのを軽く覚えてる。

葬儀が終わって、私は抜け殻のようにある人にしがみついて茫然としていた。

私を引き取ってくれてたのは、小さいころから付き合いのある両親の友達だった。

決め手は息子の隼人から 私が離れなかったからだそうだ。


『凜花ちゃん大丈夫だよ。僕がずっとそばにいるよ。』

そういってくれて、私のそばにずっといてくれたお兄ちゃん。

私にとってずっとお兄ちゃんだった・・あの日まで・・



兄高校1年

私中学3年


母『隼人起きなさい、遅刻するわよ』

少しして階段からおりてくる

隼人『おはよう』

ダイニングテーブルに座って先に食事してる父、母は俺の為に卵をやいてくれてた。

『あれ 凜花は?』

『あんたが寝てた頃に学校いったわよ。』

『ふーん。』

苦いコーヒーを一口のむ この苦いコーヒーもいつから飲めるようになったのだろうか・・

『そういえば最近凜花にあってないような・・』

『受験でいつも図書館や部屋にこもってるからね。あんたも勉強みてあげなさいよ。お兄ちゃんなんだから』

『う~ん今度教えるか』

『さぁ 早く食べないと遅刻するわよ』

『あーい』



私はいつも早く学校につく。教室の窓からみえる登校の人波で誰かを探すようにボーとみるのが日課。

耳にはお気にいりのヘッドフォンに音楽。

『りんか りんかーーーーー』

いきなり右側のヘッドフォンが離れて 耳元に大声の声が来た

『びっくりした』

『おはようって話しかけても無視してるあんたが悪い』

『ごめん ごめん』

ヘッドフォンをはずして友人の声にかたむける。

『毎日の日課?あきないね~』

『・・・みろ 人がごみのようだ みたいなw』

『ムスカ大佐かよw』

二人で笑ったてしまった。

『りんかはかわいいんだから、笑ってなさいよw ボーとしてると幸せにげるわよ~』

『ありがとw』


平凡な毎日が続く、私の心の拠り所・・

働いてる義母の為に少しでもと家に帰ったら家事をする。

ご飯を炊いて、洗濯物をたたんで、お風呂を掃除して掃除機をかけるそしておかずの下準備をしてたら母がかえってくる。

母と一緒にご飯を作ると、二人で先に食べる。

お兄ちゃんとお父さんをまたず、

『夜遅いと太るからまたなくていいの』って笑って私とたべる。

食事がおわったら私はお風呂に先にはいって部屋にこもる。

耳にヘッドフォンをつけて 勉強をする。音はながさない。

別に音楽が好きでもない。


私は勉強が好きなんじゃない・・ 考える気力もなく物事に集中したいだけ

集中して、何も考えれないようになったらねる・・。そして 起きる会わないように・・

いつ頃から気づいたんだろ・・私の気持ち・・誰にも言えない誰にもいわない。

私だけの気持ち 


お兄ちゃんがすき・・。


もってるペンが止まった・・・。


あぁ 考えたら・・だめだ・・

がちゃ 玄関のドアが開く音がきこて 『ただいま』って声が聞こえた。

帰ってきたんだ。机にある時計をみた。

この時間だと部活帰りに彼女を送って帰ったんだろうな・・。階段を上がる音が聞こえてきた。

わたしは音楽のスイッチをつける。

ノック音が聞こえる。


『凜花いる?』


声が聞こえるけど、私は聞こえないふりをする。

勉強してますよ って雰囲気で 話しかけないようにする。

私の唯一の防御。

私が聞こえてないと思ったらドアをゆっくり閉めて部屋から出ていく、これが日常。


お兄ちゃんは私に踏み込まない。

いつもの口癖で私を踏むとどめ、私の思いを排出できないどんどん泥沼のようにする。 

『お前は大事な妹だから 』『兄として誇らしい』などと言って・・。



高校2年 隼人

高校1年 凜花。

私は高校違う高校に行った。通学で電車を使うので、早起きして学校に行く。

土日はバイトをして家にいる時間を減らす。

お兄ちゃんは部活で忙しく遅く帰ってくる。

私はたまたまその日に家にいて、お兄ちゃんが部活でいないと思ってたから、油断してた。 お兄ちゃんと彼女の行為を聞いてしまった。

それ以来、私は平日図書館で時間を潰すことにした。

耳から離れない お兄ちゃんが 愛してるってつぶやいた 言葉が・・。

決して私に囁くことなく、私が言われることがない言葉・・

絶望に近い恋愛・・


大学1年 隼人

高校3年 凜花

お兄ちゃんは家から通える大学に進んだ。

部活以外の宿泊は一切しない。絶対遅くなっても家に帰ってくる。


私は大学の寮に入る為受験をして受かった。

お母さんには高校の一年の時に相談してた。お父さんにも頃合いをみて高校3年の時にはなした。

今日は私がいる最後の日だった。明日から寮に移るから、父と母は明日寮に入るのについてきてくれるから明日休むために 今日は残業で遅いといわれた。

いつもはいない時間にお兄ちゃんは私の部屋にいた 引っ越しの準備をしてる私の邪魔をするわけではなく、手伝いをするわけでもなく用もないのに私の部屋にいる。


『寮か・・・高校も違ったんだから 大学ぐらい一緒がよかったのに』

『え~お兄ちゃんいたら 彼氏できないじゃんw』


私はお兄ちゃんと話してるときは女優になる。

隼人お兄ちゃんを兄として好きな妹に、決して悟られず。

これまで そうして過ごした。たまに会えない時間を。

私は女優 私は女優 マヤっぷりである。


『それに お兄ちゃんだけ彼女いるのはずるいw。』

『お前が理想高すぎるからだろ』

『そこまで理想はたかくないんだけどな~』

『いやいや、蒼斗を振ってる時点で理想高いだろ。』


蒼斗っていう名前はお兄ちゃんの友達でイケメンの部類にはいるらしい。


『蒼斗君は優しいけど・・・私にはもったいないと思うんだけどな』

『何 凜花好きな人いるの?』


それを貴方が聞くの?まぁ もういいかな 新生活で新しく始めるためには・・

私は間をおいて言った


『いるよ。』

『なんで 告白しなかったんだよ。凜花はかわいいんだから。告白したら即おkだったはずだろ?それに新しく進めないだろ?もしかして そいつのせいで遠い大学に決めたわけ?』

『大学は・・まぁ そのせいかもしれないけど・・関係壊したくなかったの・・その人私にいつも線引きする人だったから』

『でも』『お兄ちゃん。 ありがとう。大丈夫だから 明日は大学だよね?』

『あぁ ごめん 見送りいけなくて・・』

『全然気にしてないよ。あっこれあげる』

私はお兄ちゃんにプレゼントを渡した。

『大学生になったときに渡したかったんだけど、なかなか渡す機会なくて・・しかもちょっと被ったからどうしようかな・・っておもってたけど持っていくわけにもいかないしここでほこりをかぶるのももったいないから』


お兄ちゃんは私からのプレゼントをあけた。

ネクタイピンだ・・・。

大学入学の時スーツを着ると聞いてバイト代をためて、色々吟味して奮発して買ったものだ。

けど彼女もお兄ちゃんにネクタイピンをプレゼントしてて、渡すに渡せなかったプレゼント。

明日ここからいなくなるんだ。 しかも私は大学卒業後帰ってくる予定はない。

あっちの方で就職しようと決めてるから。

だから お兄ちゃんの思いも好きも置いていくって決めてた。


『ありがとう 凜花 大事にするよ』

『うん 大事につかってね。じゃ 準備するから どいて』

『えぇ~最後だからもうちょい話そうよ』

『私はそろそろ下着も入れたいの 何?妹の下着をみながら話すの?』

『部屋からでておきます。』

『うむ 』


お兄ちゃんはやっと部屋から出て行った。

もちろん下着なんて さっさと詰め込んでるから、追い出したかったのが本音。

今更何を話すんだ・・?

私の気持ちもしらないのに・・?恋愛について?

好きな人に聞かされる恋愛話なんて・・どんだけみじめなの・・


好きだと自覚した時に、一度 お兄ちゃんにキスをしたことがある。

部活おわりのせいか、その日はすぐ疲れて寝てた。

私は寝れないのか・・目が覚めてて、一階でホットミルクを作って飲んでた。

いつもなら私が眠れない時、ホットミルクを作る音でおきて一階に見にくるのに・・その日は起きなかった。

だから、大丈夫かな?と思って部屋に行った。

その時魔をさしたのかキスをしてしまた。

一度すれば、沢山したくなる。震えるような私のキスの後もう一回しようとした近づけた唇の先で私は聞いてしまった。

聞こえたのは、彼女の名前の寝言。

急いで部屋をでた。



私のファーストキス・・。

この思いも今日でお別れかな・・?。

眠れないからいつも通りホットミルクを飲もうと一階へ下りて冷蔵庫をあけて牛乳を沸かした。

階段の音に気付いたのかお兄ちゃんが下りてきて


『眠れないの?凜花』

『 ちょっと興奮してるのかな・・明日から寮に入るってのが、楽しみなのかも』

『凜花・・ずっと俺をさけてる?』

『え?なんで?』

ドキっとした。

『なんか 中学校3年の頃から あんまり凜花と話してない気がする。』

『私も色々と忙しかったからね。それにお兄ちゃんもあんまり家いなかったじゃん。』

彼女と色々するのに忙したったんでしょ? とは言いたかったが言葉を飲んだ。

『そうだけど・・』

『思春期の反抗みたいなもんだと思って、また反抗期おわったらさ また一緒に話そうよ。』

その時はもう違う人を好きになってるんじゃないかな・・んで、笑いながら話せたらいいな~っと、淡い期待をしつつ、ふーふーとして飲む

『凜花 彼氏できたら言えよ』

『えぇ~』

『ちゃんと言うんだぞ。』

『はいはい。』

『なんか 心配だな凜花は・・。そういえば 昼間の話途中遮られたけど、結局誰だったわけ? 俺の知ってる人?』

『えぇ~ その話終わったんじゃないの?』

『明日から いないんだから 教えてくれてもいいじゃん』

『聞いても・・ひかない・・?』

『ひかない』

どうせ 明日から新生活なんだ。泥沼の気持ちおいて言ってやろうかな。

『お兄ちゃんだよ』

『え?』

『なーんちゃって 嘘びっくりした?本当はクラスメイトの男の子。告白しようかと思たら いきなりの俺たち親友だよなって言う宣言で言うに言えなかったの』


びっくりした? 私の気持ちをに一瞬戸惑った顔がみえたよ・・?

当然だよね 妹としてみてた妹からの告白だもんね。


『親友としているものつらいからね・・ちょと離れてみようかなって思って。』


本当は妹としているのがつらい のが 本音。

お兄ちゃんは私をぎゅーって抱きしめてくれた。


『ごめん 凜花泣かせる気はなかったんだけど つらかったな・・・』

頭をなでなでして言ってくれた。

私はいつの間にか涙がでてたみたいで・・。

『でもバカだな。そいつ親友宣言とか・・凜花はこんなにいい子でかわいいのに』

あぁ 私振られたから泣いてるって思われたのかな・・?

じゃ いまだけ甘えていいのかな・・。


少し泣いた後、

『お兄ちゃん明日早いんでしょ。私も泣いたらスッキリしたのか眠くなちゃった。』

『ねるか』

『うん 』

2階に上がって部屋の前で

『おやすみ』

『おやすみ』

私は部屋に入って眠った・・


次の日 お兄ちゃんは大学で 私は、父と母と一緒に大学の寮へ行った。

寮母さんに挨拶をして、少し観光などして 父と母にバイバイした。

お兄ちゃんから メールがきてた。

無事ついたか?ってメール

私は 今お父さんたちとバイバイしたよ てメールをした。

最初の頃はよくメールがきてたけど、返信を少し遅らせたりしたら 段々こなくなった。

これでいいんだ と思いつつ こないメールの短い文をロックした。


大学はたのしくてあっという間に過ぎて行った。

今、社会人5年目。大学から離れてしまったが、一人暮らしをしつつ、充実した生活をしてた。

以前からの無我夢中体質で、色々仕事ものめりこんでいったおかげで、仕事も一年目から色々とまかせてもらった。



金曜日 午後の休憩中コーヒーを飲んでたら、

『りんかちゃん。今日の合コンメンツ一人たりなくて、お願い』

声をかけてくれたのは先輩の女性。

『えぇ~無理ですよ。』

『今日はいいメンツ揃えてもらったの、人数たりなくてキャンセルになるの嫌なのよ。ねぇ~~~会費だすから~~~』

会費をだしてくれるならいこうじゃないか

『しょうがないですね・・その代わり 私あんまり話しませんよ?』

『それでおk おk。助かる~』

コーヒーの紙コップをごみ箱に捨てて、ディスクに座ってパソコン作業をしてると、

『立花 今日のこれそうか?急ぎなんだが』

と机に書類の束をおかれた。

『望月主任、すみません 今日 用事があるので、定時までには難しいかと・・』

『たのんだぞ。』


と頭をポンとたたかれた。

隣の席の女先輩が、こっそと


『さっきの合コン聞かれたのか・・、ごめん 少し手伝うよ』

『大丈夫ですよ。 多分少しかかると思いますが、終わり次第そっちにいきますね』


とりあえず 集中しよう。

先輩は多少手伝ってくれたが、はりきってる合コンだ。18時の定時にきっかり帰った。

会社はできるだけ、ノー残業をしてるので、ちらほら帰っていく中、最終的に私と望月主任だけが残った。

う~んと のびをしてると

『お疲れ』 と ほっぺに缶コーヒーを押し付けてきた。

私はうけとり 机の上におき作業を進めていった。


『・・主任これ 今日中にしなくてもいいやつですよね。』

『あっ ばれたか』


主任はとなりの先輩の椅子をひいて座った。

座ったのに、手もとめず仕事をする彼女にちょっと悪戯しようとして

まとめてる髪の毛の髪留めをとり、彼女を引き寄せて、キスをした。

唇が離れた後


『蒼斗君やきもちやきすぎ』


私はキスで止めてた手を再開するかのように、パソコンのほうを向いて入力しだして言った。

望月 蒼斗 お兄ちゃんと同級生で、私が中学校3年から高校3年までとたびたび告白してきてくれた人。

就職した会社に偶然いた。

部署も何故か一緒で歓迎会の時に再度告白された。

私もそろそろ新しく進んだ方がいいと思ったので、一応まだ心にあることを了承してもらって、付き合ってる。 

誰が好きだったかは内緒で、会社内でも内緒で付き合ってる。

すぐ別れるかもしれなかったしね・・。

それに、えこひいきだと思われたらいやだからね

会社では行動こそあんまりうごかさないのに、合コンとか飲み会とかの時は、必ずして残業をさせるので、部署内では蒼斗君は私のことが好きだとかお気に入りとか手を出すなとか色々と知られてるみたいだ。


『だってわざわざ 俺がいないこと確認して合コンの話してたでしょ。』

『どこからその情報くるの・・?』

『な・い・しょ』


少しイラとしたので 私は今ある作業を保存して、


『今日中にする仕事じゃないので、帰ります。あと今週は行きませんので』

『え?なんでダメだ‼』


と慌てだした。

うちの会社基本日曜日休み 忙しくない時期以外は月末の土曜日以外は休みだ。 

私は 金曜仕事が終わった日は 金土日と蒼斗君家に泊まってる。


『こう何度もへんなやきもちやかれても困るんで反省してください。』

『だって それは 凜花が断ってくれたりすれば、それに彼氏がいること言ってくれれば誘われたりしないんじゃ・・』

『彼氏がいるって言って、行動がバレバレの蒼斗君のせいで部署移動していいなら いるっていってもいいですが』


蒼斗君は行動バレバレなので、彼がいるっていったら、多分蒼斗君だってすぐばれるからまちがいなく移動。

うちの会社は恋愛はおkだが、仕事に差し支えるようになったら部署移動をする。

部署が一緒なので色々と監視?できるいまが蒼斗君には都合がいいので、部署移動は反対らしい。

他の部署は男性が多いいので嫌がるのも本音らしい


『それは 困る』

『じゃ 今の状況でいいですよね?』

『そうだ。一緒に住めば解決するよ』

『蒼斗君が毎日してこないで、通勤もずらしてくれて、帰りもずらしてくれるなら いいですよ?』

『・・・・』

『今の状況でいいですよね?』

『はい・・じゃがまんするから凜花からキスして』

『会社だからいやです。』

『今週はもうこないんだろ・・』

『ちゃんといい子にしてるんでしたら、あとで行きますよ。』

すごい笑顔で笑って

『本当?』

『疲れてなかったらいきますよw』

『凜花は意地悪だな・・』

『じゃ 帰りますね。蒼斗君は?』

『俺はまだ一応残ってるから それ終わったらかえる。ちゃんと終わったら連絡して』

『了解。じゃ またね』

『下まで送る・・』


蒼斗君は下まで送ろうとエレベーターに乗った。もちろんエレベーターには監視カメラがないのをしってるので、蒼斗君は私の腕を引っ張ってキスをしてきた。


『んっ』

誰かがのってこないように祈りながら1階までキスは続いた。

『んっん・・あっ・・・』

これでもかといわんばかりに、蒼斗君は私の舌をなめる。

ときおり

『りんか・』


と優しく言ってくれるたんびに舌がからまる。

エレベーターが止まると やっと蒼斗君は私の口から名残惜しそうに離れて行った。

『じゃ 今日まってるね』


と一言残して・・・。

蒼斗くんはずるい そういわれると今日行かないわけにはいかないっていうことを。


お兄ちゃんが好きだった気持ちもまだあるけど、だいぶ上書きされてきてるのか、心にどんどん蒼斗君の存在がはいってきてる。

気づいた初恋は排出できなかったけど上書きはできるみたいで、15の時から好きだった恋も上書きされた。

蒼斗君は付き合って5年 毎年私の誕生日とクリスマスに プロポーズしてくる。

あと3か月したら私の誕生日・・その時はプロポーズを請けようと思ってる。

嫌な顔せず5年もまってくれた蒼斗君、私が大学に行くと色んな付き合ってみたけどやっぱり私が好きで、再開した時は誰にもとられまいと 急いで告白してきてくれた。

そして 私が誰かをずっと好きなことを嫌な顔せず

むしろ忘れさせるって断言して、付き合ってくれた。

そんな彼だからこそ上書きできていってるんだと思う。


女性先輩に電話をして、居酒屋に付いた。

遅れた事に謝り再乾杯をした どうやら相手側の一人がまだ残業でこれないらしい。とりあえずコース時間内で色々話をしたりして、騒いだ。もちろん先輩の良いところをいってめっちゃアピールしまくた。


そのおかげで二次会の話になったが、私がDVDの返却があるんで、これで撤退します~といって強制離脱した。


離脱して 駅に歩いて蒼斗君に電話をかけていた時、人とすれ違った時にふと懐かしい匂いがした、けど『はい』との返事ですぐ意識が電話にいったので 私は急いで駅に向かった。

すれ違った相手が振り向いて私を見ていたことに気付かずに・・


『もしもし蒼斗君?終わったよ~』

『・・結構時間かかったな・・』

っむ

『二次会に行ってもいいんだったらもうちょっと遅くなるけど?』

『ごめんごめん 迎えに行くからどの辺り?』

『まだ会社の近くの駅にいるから 大丈夫。 あっ、ただDVDの返却したいからちょっと遅くなってもいい?』

『俺ん家の方の?』

『うん』

『じゃあ そこまで行くから一緒に借りよう』

『一人で借りたいんだけどな・・』

『そんな意地悪言わないで、心配だから絶対そこ以外いくなよ』

『はいはい あ そろそろ電車が来る時間だから 切るね』

『わかった。くれぐれも寄り道するなよ。絶対『プッチ』・・』

途中で切った。

蒼斗君は心配性すぎる。うれしいけど・・。


蒼斗君の家は私とは同じ駅だった。

けど家は逆方向。蒼斗側にあるDVD屋さん行って返却をして 選んでたら私の肩に手をポンとおいて


『着いたら電話欲しかった。』

『う~んでも中にいるの分かってたからいいかな~って』

蒼斗君は私の手を握って

『心配なの』

『この映画どうかな?』

『凜花』

『早く家に帰りたくないのかな・・?』

私は蒼斗君の顔を見ると

『・・これとこれもいいかな』

『じゃあ これも借りよう。他はどれがいいかな?』

『これがいい。早く借りて帰ろう』

『うん』


私達はDVDを借りて家に着いた。

部屋に入った瞬間 蒼斗君はカギをしめ、私を後ろから抱きしめ、私の顎を自分にむけて


『凜花・・りんか・・』

と口を付けた。

私は蒼斗君の方に向いて

『まって まだ 靴・・ん ・・ぬいで・・・ない・・・』

ちゅっ ちゅっとキスをする。段々舌と舌が絡み合って、イヤらしい音が聞こえる。

蒼斗君の手が私の服を脱がそうとしたので私は手をあてて

『ここじゃ いや・・ベットがいいよ・・』

蒼斗君は私をお姫様抱っこしてベットに連れていた。



『蒼斗君・・』

両手で蒼斗を求める姿にさらに欲情したのか 激しいキスをして、

『凜花・・りんか・・』

『蒼斗君・・・んんっ早すぎる・・んんっつ・・まっ・・まって・・・・んんっ』

『無理 凜花が欲しい。』

の合図で蒼斗君のベルトを外す音が聞こえた。


蒼斗君とのえっちの後はお風呂タイム。

私が来ることを知った蒼斗君はお風呂を沸かしてくれてた。

お風呂入ってからでもいいんじゃない?と思ったけど蒼斗君は私とのつながりの方を求めた。

蒼斗君は独占欲が強くて、いつも見えそうなところにキスマークをつけようとするから、怒って仕返しにつけたら、逆にうれしかったみたいで、それ以来してない。

お風呂の鏡を見るたんびに見える 独占欲丸出しのキスマークは私の深い深い底沼を塗りつぶしてくれる。



お風呂に入って借りてきたDVDを二人でみてたら、肩に蒼斗君の頭が乗っかて来た。眠たかったのか眠ってしまったみたい。

身体を少し動かして 膝に寝かせて頭をなでなでした。

当分の間なでなでしても起きないので言ってしまった。


「いつも私のこと好きでいてくれてありがと。大好きだよ蒼斗君」


蒼斗君の前で私は一度も好きだと言ったことない。好きと言えなかった言葉は、なぜか言えなくなった言葉の一つになった。この間、眠ってる蒼斗君にやっと言えるようになった言葉のひとつ。

その日は酔っていたのか普段言えない言葉と共に言ってしまった。


「今年はね、返事をうけようと思うんだ。だからね、逃げるなら今のうちだよ。」


5年間にしたプロポーズはもう習慣になってるんじゃないかと思われるから、言ってしまった。

なでなでする手にいきなりつかんで起き上がり


「ずっと好きだったんだ。逃げないよ」

とキスをした。唇が離れると

「狸寝入り?」

「まさか、たった今、起きたんだよ。それより凜花本当?」

「何が?」

「今年は返事受けてくれるって‼」

「やっぱり狸寝入り。」

「いや そこだけ聞こえただけだから、それとも何か言ったの?」

「・・・・別になにも言ってない。それよりどいてもう映画終わったから寝る~。」


ベットに行って布団を抱きしめ寝たふりをする。

後ろかあギャアギャ言ってくるけど知らんぷりして寝たふりをしていたら本当に眠ったみたいだと思われ、声が静かになって、部屋の電気が消えた。

蒼斗君は私を後ろから抱きしめて


「愛してる 凜花 誕生日の日楽しみにしてて、最高のプロポーズするから」


それを言って疲れてるのかすぐ寝てしまった。

私は 顔を真っ赤にしていたせいか なかなか眠れなくて 少したって蒼斗君の寝息を確認してベランダに出た。外は少し空気が透き通ってて、満月が綺麗にみえてた。



カバンに入れてた、今は使ってないスマホに急速充電器をさして電源をあげた

スマホのメールを出し、お兄ちゃんから来たメールのロックを解除して消した。

蒼斗君に好きだと言えた日から、いつかどこかのタイミングでメールを消そうと思ってたスマホのメールはたった今消えた。


お兄ちゃん 大好きだったよ。

あの日の事故から私をいつも守って気遣ってくれてありがとう

私もう大丈夫だから、今度会えたらちゃんと妹として避けないよ。

私ね 結婚するよ。



本当は長い話だったのですが、とりあえず短くまとめてみました。もしかしたら長編で書くかもしれません。


あとIFの話として私の頭の中で妄想としてあります。


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