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今の世の中暇はしない  作者: 樋後 雅
3/6

プロローグ後編

遂にプロローグ完結です。次回から物語が進行していきます。

「将太君、私のことまだ好きよね?」


唐突に突拍子も無いことを振られた。


「好きなわけねーだろ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺達が別れたのは約半年前。いきなりの出来事だった。学校帰り、手を繋いで一緒に歩いていた時。それはそれは絶句した。


「他の好きな男と付き合うことになったから別れて欲しいの。」


「おま…何言ってんだ?」


「とにかく別れて欲しいってこと。」


「…は?」


「ここまででいいから。今までありがとう。さようなら。」


俺は一瞬の出来事を理解できずにその場に立ち尽くしてしまった。これが彼女との苦い思い出。以上。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「付き合ってくれたら私の初めてをあげてもいいのよ?」


「本当か?」


「私の全てを知ってちょうだい。」


彼女は自分の膨よかな胸に手を当てている。


「な…なら。い…いたっ!」


俺が学校の卒業式ではない卒業式の夢を見ていた時、横から、小ぶりの小さな手が俺の頰を叩いた。


「穂村美咲はビッチよ!今まで何人の男と…目を覚ましなさい!」


「お前の強烈なビンタで冷めたよ。むしろ殺意持ったわ。お・ま・え・に。」


俺の脳内は桃色一色から赤一色へと変化した。


「それより…私はどう?胸は少し劣るけど、新品よ…?」


「はいはい、そうですか。そんな事どうでもいいですよ。」


「なんでよー!?」


なぜ、俺の周りにはこんなクレイジーな奴しかいないんだ。


「将太は私のものよ!」


「将太君は私のもの。」


こんな奴らと関わっていくのは正直勘弁して頂きたい。誰か助けてくださーい。


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