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学校と僕。  作者: 奏良
1/52

始まり


私は出来るだけ読みやすく、わかりやすい文を目指しておりますので、

些細なことでもかまいません。アドバイス等ございましたら、お気軽にコメントください。

「どうしてこんなことが出来ないの?」

さぁ、どうしてだろう?

「何でみんなと同じようにやらないの?」

さぁ、何でだろう?

「何か言ってみてよ!」

何で?


僕にもわからないんだ。

どうして出来ないのか、なんでやれないのか、


「どうして学校に行かなだめなんだよ?」


僕は誰も答えてくれない、自分自身でもわからない質問を心の中で何度も繰り返した。

学校に行って一体どうになったんだ?

みんなにあわせるように努力して、

自分自身が消えちゃいそうになるのを必死で我慢して、

そんなのが何の役になっているんだ?

自分自身が真っ白になる気がした。


僕はその日から学校を休んだ。

期限は自分自身が落ち着くまで。

だけど、いつになったら自分自身が落ち着けるのかもわからず、

一人悩み、家にこもった。

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