表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/49

クラン戦その2

 次に見つけた拠点は生産クラン連合の町、生産の町と薔薇騎士団の村、ホワイトローズキャッスルだ。

 二つのクランの間には戦争が起きていた。

 二つの村の間にある草原でプレイヤー同士が戦っている。

数では生産クラン連合が上だが、質では薔薇騎士団が上だ。

500対300ってとこか。

 勝負は拮抗していた。

 では乱入するか。


「セロ、コアクリスタルは任せたぞ」


「にゃー」


 俺はマギアダマンタイト製の扉を開けて外に出る。

 外に足場などないためそのまま落ちていく俺。

 もちろんこのまま落ちたら死ぬだろう。

 俺は地面すれすれで暗黒の(ダークネスウィング)を発動し、浮く。

 そして落下の速度がなくなったところで解除し、俺は二つのクランの戦争の中心地に降り立った。


「あれってザ・厨二じゃないのか!? 何でここに?」


「参加してたのか! どこのギルドだ!」


 このクラン戦ではHPバーの所に名前以外にクラン名も表示される。すぐに俺のクランはばれた。


「ジャッジメンター? 聞いたことないクランだが、敵なら排除するま……」


 そこまでプレイヤーが呟いたところで俺の弾丸が眼球を貫いた。

 HPバーが砕け散るプレイヤー。


「かかって来いよ。すべて撃ち潰してやろう」


 俺は空中に向かってワードショットを撃つ。

 ワードショットは弾丸を文字を表すものに変える効果がある。

 空中にCOMEONの文字が現れた。

 ついでに言うとヘイトを集める効果もある。

 まぁ、プレイヤーには効かないが、文字を見たら勝手にヘイトが高まるだろう。

 完全に挑発以外の何物でもないからな。

 俺に向かって攻撃が放たれる。

 俺はそれをすべて躱す。 

 俺はレベル150の構成員が一斉に襲ってくるような、闇ギルドを潰して回って来た。

 それも室内でだ。

 この広い草原でレベル100ちょいのプレイヤーの攻撃を躱すことなど、目を瞑っても出来る。

 俺は一通り躱すと反撃に出る。

 宙返りをしながら、弾丸を眼球にぶつけていく。

 宙返りに特に意味はない。強いて言うならかっこいいからかな。

 敵がガンガン減っていく。

 フルメタルドラゴンも五分以内に倒せるようになっている俺からすれば、簡単な作業だ。

 この戦いは録画されているだろう、華々しく伝説を残すぜ。

 俺は五分で敵プレイヤーをすべて片づけた。

 まずどちらのコア潰すか。

 決めた、フェリオには悪いがホワイトローズキャッスルから潰させてもらおう。

 いや、せっかくだか同時に潰すか。


「エクストラアーツ、トータルガンナードラゴン!」


 十メートルぐらいの機械竜が現れる。

 あまり弾を撃っていないから小さい。

 だが、拠点を潰すのには充分なはずだ。

 俺は15発づつの誘導ミサイルをトータルガンナードラゴンの羽から生産の町とホワイトローズキャッスルに向かって放つ。

 ミサイルが村と町に降り注ぐ。

 

『クラン、薔薇騎士団のコアクリスタルを破壊しました』


 ん? 薔薇騎士団の方だけか。

 しかし、ミサイルはすべて打ち尽くしてしまった。

 なら直接叩きに行くか。

 俺はブースト機能で加速して町に突入する。

 町はそれだけで建物が砕け散っていく。脆い脆い。

 町を眺めると真ん中に塔がある。

 あれが、コアクリスタルが収容しているところかな?

 すでに半壊しているが。

 俺はガトリングガンを塔に向けて放つ。

 どんどん外装がはがれていき、中が丸見えになる。

 コアクリタルが見えた。

 その時だ。プレイヤーが集まって来た。

 町を防衛していた数すくない残りのプレイヤーだ。

 俺はせっかくなので相手してやることにする。

 と言ってもガトリングガンで辺りを撃ち尽くすだけだ。

 俺が辺りのプレイヤーを蹴散らしていると、弾が切れた。

 俺はブースト機能で高速移動しながら残りのプレイヤーをすべて蹴散らし、自爆機能をONにしてコアクリタルに向けてブースト機能で加速させたまま体当たりさせる。

 俺は体当たりする前に脱出して安全圏にいる。

 

『クラン、生産クラン連合の拠点のコアクリタルを破壊しました』


 ありゃ、体当たりでコアクリタルは砕け散ったか。

 オーバーキルとばかりに大爆発が起こる。

 瓦礫が吹き飛び、爆発の衝撃で地面に亀裂が走る。

 自爆機能は召喚時間が残り半分以上の間にだけ使える機能だ。

 自爆と言えば最終手段と思うのだが、最終手段として使えないのはどうなんだと思う。

 何にしても自爆機能は最終手段に相応しい威力を発揮した。

 俺は暗黒の羽を広げるとガンナースカイフォートレスに戻った。

 セロはお行儀よく玉座の上に座って、コアクリタルを見ていた。


「にゃー」


「言いつけは守っていたようだな」


 俺はセロを撫でるとセロを持って玉座に座る。

 

「次のクランを潰しに行こうか」


 その時である。


『クラン、ダークネスアンダーグラウンドのコアクリタルが、攻略組ハーヴェストによって破壊されました』

 

 ほう。

 随分早いな。

 まだ勝負が始まって10分ほどだ。

 もしかしてダークネスアンダーグラウンドは闇ギルドではなく。課金して拠点が作られた即興クランなのかもしれない。

 そう思えばこの速度でやられたのも説明がつく。

 とにかく、これで残りのギルドは俺だけが所属するジャッジメンター、攻略組ハーヴェスト、ダイナマイトハーツ、情報通の集まりになった。

 情報通の集まりは最後に後回しにするから、次はどうしようか。

 とりあえず発進させながら考えよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ