表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/49

クラン戦その1

 クラン戦は特別製のバトルフィールドに拠点が転移されて始まる。そこから五時間(五倍加速度空間を使っているので、本当の時間は一時間)の間戦うのだ。

 勝負はポイント式で、他のクランのプレイヤーを倒すか、コアクリスタルを破壊すればポイントが入る。他にも拠点に敵を長時間入れなかったり、相手の拠点を破壊すればポイントが増える。

 破壊されたものは勝負が終わると同時に元に戻るので遠慮はいらない。

 とにかくポイントを取って取りまくればいい。

 最終的にポイントが一番多いのが勝ちだ。

 ここで重量なのがコアクリスタルだ。コアクリタルを破壊されるとポイントがそれ以上増えないということだ。しかもポイントが半減してその分を相手にとられる。

 いかにコアクリタルを守り抜き、相手のコアクリタルを破壊するかが戦いの肝となる。

 コアが一つを除きすべて破壊されると試合は終了する。

 エクストラアーツは一時間ごとに一回使える。

 死んだ人間はコアクリタルがある限り、三十分ごとに生き返れる。

 ルールはこんなものか。

 さあ、始めよう破壊の序曲を。

 俺はガンナースカイフォートレスの中心に玉座で座りながら、今か今かとクラン戦が始まるのを待つ。

 冒険者ギルドで拠点としてガンナースカイフォートレスは登録してあるから無事呼ばれるはずだ。

 10月9日、午後九時、時間になった。

 空中要塞ガンナースカイフォートレスは突如として周りの景色を変える。

 外の様子はコアクリタルから確認できた。

 空間全体に声が響く。


『やあやあ、いつもの大会進行役をしているGMのギーマだよ。今回は最初という事で少ないけど八つのクランが参加してくれたよ。今回は少ないから読み上げましょうか。攻略組ハーヴェスト、ダイナマイトハーツ、情報通の集まり、薔薇騎士団、生産クラン連合、ユニークゲーマーズ、ダークネスアンダーグラウンド、ジャッジメンター。この八つが参戦だよ。ルールの説明は不要だよね。では早速、クラン戦開始ぃぃぃいいいいいいい!』


 ダークネスアンダーグラウンド、聞いたことないクランだな。名前的に闇ギルドのクランか?

 何にせよ始めようか。

 

「セロ見て置け、俺が伝説を作ってやろう」


「にゃーん」


 セロも期待している様だ。いつもとは鳴き声が違う。

 俺は周りにあるクランをコアクリスタルから見える景色で確認する。

 どうやらパレードサーカスと無名の情報通の集まりの村があるようだな。

 俺はコアクリタルの機能の一つである核音器を使う。


『クラン、情報通の集まり、ユニークゲーマーズよ。お前らにはこの俺、ジャッジメンター唯一の構成員、ガンマが相手になってやろう。と言ってもすぐに終わるがな』


 その声に二つのギルドが反応する。


『上だ! 総員上の塊を狙え!』


『ちょっとまて! 検証したいことが色々あるから、待って!』


 最初のセリフがユニークゲーマーズの本拠地から聞こえてきた声だ。

 次に聞こえてきたセリフが、情報通の集まりから聞こえてきた声だ。しかも聞き覚えがあるドラゴヌの声だ。


『いいだろう、情報通の集まりは最後に潰してやる。ユニークゲーマーズ、この空中要塞はガンナースカイフォートレスという。さて滅ぶ準備はできたかな、ユニークゲーマーズよ』


 地上から魔法や弓が飛んできている。ユニークゲーマーズの方からだ。だがガンナースカイフォートレスに辿り着く前に威力不足で消えている。辿り着いたエクストラアーツだろうものも、マギアダマンタイトにすべて弾かれている。

 レベル400相当のモンスターから作られた装甲だ。そう簡単に壊れて貰っては困る。

 そもそも今の最先端のプレイヤーはレベル120ほどだったはずだ。ほかのトップレイヤーは130台を行っているものもいるが、レベル400には程遠い。

 まぁ、俺がレベル180台でレベル400のフルメタルドラゴンを倒したから届く可能性もあるがほぼないと考えていいだろう。

 

『狙いはパレードサーカス、全砲門発射だ』


 俺は無慈悲にパレードサーカスの村に砲撃命令を下す。

 その瞬間、スカイフォートレスに付いたキャノン砲から弾丸が発射される。

 キャノン砲は人がまるまる一人入れるほどの砲門の大きさを誇っている。

 初期のキャノン砲は威力が低いと説明には載っていたが、レベル400のレアドロップから作られるキャノン砲の威力が低い訳がない。

 人一人の大きさの弾丸がパレードサーカスに着弾する。

 爆発、一気に土ぼこりが舞い上がる。一発で村は半壊した。

 さらに追加で弾丸が着弾する。

 村が全壊し、俺のコアクリスタルにポイントが手に入ったログが大量に流れる。


『クラン、ユニークゲーマーズの拠点のコアクリスタルを破壊しました』


 呆気ない二弾でこれだ。全砲門入らなかったな。

 村の跡地に残りの17発の弾丸がぶち込まれる。

 更地を通り越して、クレーターが乱雑にできた地面。

 村は破片すら残っていない。


『ふはははははははっ! 見たか! これが俺の力! ガンナースカイフォートレスの力だ!』

 

 俺は玉座で高笑いしながらコアクリスタルから村跡地を見ていた。

 一つ目は潰した。

 情報通の集まりは最後にするといったからな、後回しだ。

 では次のクランを潰しに行こうか!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ