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盆からはじまる幼恋  作者: スクラッチ
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お墓参りー始

墓参りまで行く道すがら、俺と葵ちゃんは他のいとこと一緒に車の一番後ろの席に詰め込まれている。後ろの席には合計5人が並ぶことになる。これって、警察に見つかったらヤバくないか?考えると現実になるって言うし、考えないようにしよう。

そんなことよりも今、大きな問題がある。それは、葵ちゃんと隣り合って座っていることだった。




「仮面ライダーライガが一番かっこいいよね」

「一番は、カーズマンだよ」

「そんなのよりプリカラの方がかわいいもん」

お隣では朝のヒーロー談義があっている。

彼ら、彼女らも同じ母系のいとこで、3人とも小学一年生だ。弟も妹もいない自分にとってはちょっとかわいかったりする。

「はるっちもそう思うだろ?」

仮面ライダーの少年がそう尋ねてきた。

「あはは、どうかな」

すでに、仮面ライダーとかそういうものを卒業している。ロマンとして変身とかは、ありかなと思っている程度だ。

「私はプリカラかな」

葵ちゃんがそう言った。

昔から好きだったよな、ということを今思い出した。

「葵姉ちゃんは私の味方ね!」

「そうだよ。一緒だね」

こういう共通の話題を持っているのを見るとちょっと、羨ましく思う。

「もうすぐ降りるからな。準備しとけよ」

『はーい』

4人の声が重なった。


お墓にはすでに何人かの人が来ていた。

「久しぶり、悠」

「久しぶり、一樹兄ちゃん」

一樹兄ちゃんは、自分と葵ちゃんのはとこで、今、高校生だ。

「葵ちゃんも久しぶり。2人とも大きくなったね」

数年前までは、肘くらいだったが、二の腕あたりまでは身長が伸びていた。

「すぐに追いつかれるかもね」

そして、大学生の乃々果姉ちゃん。彼女もはとこだ。

「で、二人のカンケーはどこまで進んだのかな?」

「か、カンケーって...そんなのないし...」

「やっぱりうぶだね、かわいいねー」

そう言って、頭をかき回した。

「おっと、いけない。嫉妬させちゃうかな」

葵ちゃんのほうを見て言った。葵ちゃんはまだ一樹兄ちゃんと話しているようだ。

「先に誘ったのは、悠なんだから。逃げたら...」

地面を指差して言った。

「地面に埋めるから」

冗談には、聞こえなかった。

そう話した後、はとこの二人は足早に去ってしまい悠と葵ちゃんが残された。


お墓参りに来て、はとこが登場です。特にキーキャラとか、そういうわけじゃないです。多分

ちなみに、書き主の好きな朝のヒーローは、エレクトロキング(和訳して)です

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