ボクと妹の可笑しい関係 バレンタイン
2月中旬、まだ寒さの残る中に、1人佇む少女。
彼女が向かうは、一軒のコンビニエンス・ストアであった。
信号待ちの時間というものは、ひどく長く感じるモノである。 特に急いでいるときは。
そう思考した彼女の前にある信号機のLEDが青く光るのを確認すると、一目散に地面を蹴り、コンビニエンス・ストアの自動ドアへ走る。
独特の入店音がなり、いらっしゃいませという声が聞こえてくる。
(いかに、誰にもバレないで行動するかだ。)
数分後、彼女は大きな荷物を抱えていた。
「重い、な」
重たい。 重たいのだ。
家のドアを開けて、全速力で階段を駆け上るのであった。
後書き
ご無沙汰してます。 いきてます