マスクⅢ(200文字小説)
週末になって、ようやく風邪が治った。
会社が休みなので、朝、ゆっくり寝ていた。
そこへ妻が入って来た。
妻は部屋に入って来るなり、僕を叩き起こした。
「これ何?」
妻が問い詰めてきた。
「これって?」
僕は寝ぼけ眼で妻の方を見た。
妻が手にしているものを見て僕は一気に目が覚めた。
妻は僕のコートをクリーニングに出そうとして、ポケットの中身を確認したらしい。
妻が手にしていたのは口紅の跡がくっきりと付いたマスクだった。
週末になって、ようやく風邪が治った。
会社が休みなので、朝、ゆっくり寝ていた。
そこへ妻が入って来た。
妻は部屋に入って来るなり、僕を叩き起こした。
「これ何?」
妻が問い詰めてきた。
「これって?」
僕は寝ぼけ眼で妻の方を見た。
妻が手にしているものを見て僕は一気に目が覚めた。
妻は僕のコートをクリーニングに出そうとして、ポケットの中身を確認したらしい。
妻が手にしていたのは口紅の跡がくっきりと付いたマスクだった。
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