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第4話

丘の方から声が飛ぶ。

「捕獲完了! 四人だ!」

指揮官が鼻で笑う。

「十分だ。引くぞ」

敵は霧のように退いていく


隻眼の男が去って行く集団を一度睨むと、塔の方に向かう。

鷹刀も一歩後ろをついて行く。

塔の方から足音が駆けてくる。

白い外套の少女。白に近い銀色の髪。

なるほど。ウサギだ。

泣いた後なのか充血している。


「ポインシャの子が捕まってしまったって!」

「わかってる。」

「助けないと!」

「ジョウタロウに連絡して探してもらえ」

「うん!わかった!」


隻眼の男は去って行く少女を一瞥すると、道の端の瓦礫に腰を降ろす。


腰の筒を取り出すと蓋を開け、1口含む。

筒を鷹刀に差し出しながら、横に座れと目で合図する。

喉が渇いていたことに気付いた鷹刀が同様に口を含むと、噎せた。

水ではなく、酒だ。それも日本酒のような味だ。


「ハハハ。慣れていないのか」

「いや驚いただけだ」

「儂は柳生光厳。十兵衛といえばわかるか」

「鷹刀忍」

「何しに来た」

「友の頼みだ」

「そうか。知ってて来たのか」

「いや」


「そうか。ここはイミル。死んだものの世界だ。」

「無論、儂もお主も死んでおらん。」

「この世界のものもな」

「聞いている」

「さっきの奴らはチャンピオン。」

「儂らと同じ外から来た者よ。」

「知っている。」

「ブレスドに従っておる。」

「最後のブレスドになると願いが叶う。」

「この世界じゃ“君主”なんて呼ばれておる。」



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