記憶喪失の少女①
初めまして、横須賀蒼と申します。
今回は300時程度ですが、まずはこの話がどのようなものかを掴んでいただきたいです。
一日で記憶がなくなってしまう。明日また忘れていることを思ったとき、私は何を感じて寝ればいい?
朝見たきれいな街の景色。
賑やかな市場、人々の声。話しかけてくれる人々。
街はずれの丘で心地よい風を浴びて昼寝をしたこと。
湖に沈む夕陽を眺めたこと。
夜過ごした飯屋の喧騒。
何もかも、明日の私は覚えていない。
朝起きると、そこは未知の世界。
置いてあるのは、一冊の魔導書と魔導書に書き記すためのペンが一本。
そしてその魔導書の表紙には、丁寧な字で、私の名前と思われるものが書かれている
『メモワール・オビリビッシ・アムネジア』
忘れる痛みを、悲しみを、苦しみを、忘れるな──
これは、記憶が一日しか持たない少女の、切ない物語──
いかがだったでしょうか?
興味を持った方は、ブックマーク等していただけると幸いです。
毎週どこかで1回は更新するように努力します(安定してきたら曜日決めます)ので、よろしくお願いいたします。
それでは、また