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200字ショート  作者: 平光翠
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いじめの連鎖

その日も、彼女の机には白い菊が添えられていた。

机には落書きが残されており、椅子は謎の液体で濡れている。

「キャハ、花子さん大丈夫?」


「お前ら、出欠取るぞ。佐藤、早く座れ。」

担任の呼び掛けで涙を堪えながら椅子に座った。



「ねぇ次はどうやって虐める?」

「流石に…」

「もういいでしょ」


尻込みをする友人を睨みつけて、さっさと歩いていく。


次の日、花が飾られていたのは彼女の机だった。

机には『高慢女』と書かれていた。

Twitterにて補足と解説しています。


平光翠

@hiramitu_midori


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