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200字ショート  作者: 平光翠
10/18

サンタの夢

無職の男がある聖夜を呪っていた。

「クリスマスなんて…」


辺りのイルミネーションに嫌気がさして、いつもより早い時間にベットに潜る。

寝付けずにいると、いつの間にか赤い服の男が立っていた。


「若造、アルバイトをする気はないか?」


やる気はなかったが、五時間で10万と聞くと態度を変えた。

赤服の老人に変わって、プレゼントを配って回る。


「手伝ってくれてありがとう。プレゼントじゃ」

翌朝、彼の手には小さな宝石があった。

Twitterにて補足と解説しています。


平光翠

@hiramitu_midori


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