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サンタの夢
無職の男がある聖夜を呪っていた。
「クリスマスなんて…」
辺りのイルミネーションに嫌気がさして、いつもより早い時間にベットに潜る。
寝付けずにいると、いつの間にか赤い服の男が立っていた。
「若造、アルバイトをする気はないか?」
やる気はなかったが、五時間で10万と聞くと態度を変えた。
赤服の老人に変わって、プレゼントを配って回る。
「手伝ってくれてありがとう。プレゼントじゃ」
翌朝、彼の手には小さな宝石があった。
Twitterにて補足と解説しています。
平光翠
@hiramitu_midori