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追放勇者の冒険譚  作者: エリシュデータ
追放と冒険者
2/3

追放

そのあとは、いろいろと事情説明が行われ、それぞれ個室に案内された

まぁ大まかに説明すると


•ここは異世界のリンドブル王国という国で俺たちは勇者としてこの国のために呼ばれた


•この世界では大気中の魔力を使い魔法などが使え、魔物が溢れかえっており魔王とかもいるらしい


•魔王討伐のためにこれからは鍛える方針でいく


•勇者である俺たちは転生神から加護をもらっているので、この世界ではかなり強い


•今のところ向こうの世界に帰る方法はない


……とまあこんな感じである


一つ目は、いわゆるクラス転移ってやつだ

勇者は創造神が召喚したと言われている

リンドブル王国というのは、この世界で特に栄えている、四大王国と呼ばれる国の一つだ


二つ目は魔法についてだ

この世界の魔法とは、体内に含まれる魔力を消費して火や水などを発生させる事だ

兵士さんが目の前で火の球を出していたので、嘘ではないと思う

物理法則とかを無視していそうだが、この世界の文明はあまり発展しておらず、誰も気にせず、そう言ったものと認識しているらしい


三つ目はレベルアップと魔王の存在だ

この世界では、生き物を殺すことによって、生命力である魔素というエネルギーを取り込むことができるらしい

レベルアップでの強化は、筋力や魔法の威力などで、賢さや運などは上がらないそうだ

できるだけ安全にレベル上げ出来る様に国がサポートしてくれるらしい

俺たちがこの世界に来た理由である魔王は、文字通り魔物の王様だで、魔神が呼び出したらしい


四つ目は………そりゃそうだろうな

俺たちは、戦闘経験すらない一般人だ

それを30人揃えたところで、ただの足手まといにしかならないだろう

強くなければ、わざわざ頼む必要が無いのだ

どの分野が強くなるかは人それぞれで、成長率が上がるものもあれば、魔法の才能を上昇させるものもあり、それはこの後に測定できるらしい


五つ目に、帰る方法は無いとの事だが、正直俺は信用していない

仮にあったとしても、王様たちが素直に話すとは思わない

普通に知らない可能性もあるが、あまり信用しすぎるのもよく無いだろう

王様達は友好的な態度だが、それは俺たちが勇者だからだろう

用心するに越した事はないからな



まぁ正直、ゲームとかでよくある設定である

俺も高校ではよく「異世界行きたい〜」みたいなことは言っていたが、まさか本当に行けるとは思わなかった


異世界召喚といえば、高校生の夢である

俺が興奮してしまうのも仕方がないと思う


――――――――――――――――――――――


次は自分のステータスを確認するらしい

これも異世界の代名詞である

少しワクワクするのも仕方がないと思う


「それではこの水晶に手をかざしステータスオープンと唱えてください」

水晶玉を持ってきた執事さんに説明を受ける


………ではさっそく

「ステータスオープン」

唱えた途端水晶が青く発光し、文字が浮かび上がってくる


――――――――――――――――――――――


 ハルト=フジアキ      

              人族

LV1


HP  15

MP 10

筋力   5

敏捷   5 

耐久   5 

魔力   5

耐性   5 


 スキル

 無し


――――――――――――――――――――――


これは……どうなんだろう、比較するものがなくてわからない

そう思って執事さんに聞こうと思うと…固まっていた


ええ!?そんなにおかしいの!?

特におかしい点もなさそうだけど


そう思いながらしばらく経つと………

「今からお前を追放する!二度とこの城に入るな!!」

執事さんが顔を真っ赤にしながら俺を追い出した


こうして俺は何も持たず追放された



「どうなってんだー!!」


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