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きもち
「いいんじゃないの? コクっちゃえ」
ヴィルが軽く言った
本当の気持ちじゃないのに
そしたら ショウは
「わかった。ありがとう。おれ頑張るわ」
次の日
いつものようにヴィルは階段をのぼっていた
そしたらなにやら 屋上からショウとリエナの声が聞こえた
ヴィルはドア一枚の向こうの会話を聞いていた
「オ、オレはリエナのことが好きだったんだ 付き合ってくれないか?」
ショウの声が聞こえた
ヴィルは鼻で笑った
リエナが
「ごめんね 私たちはずっと友達でいよう 私が好きなのは・・・ ヴィルなの ごめんね」
ヴィルはすぐにその場を去った
そう・・聞かなかったことにしたのだ
教室に帰り、友達としゃべっていたらリエナが帰ってきた
遅れてショウが帰ってきた
3人の歯車が狂いだした
3日後 重大な発表があった