三人の始まり
ある年の夏
空には透き通った薄い青
学校の屋上で一人の少年が横になって本を読んでいた
薄い栗色の髪、茶色の瞳。
平均身長と同じ背丈に普通の体つきをしている
着ているのは、夏服である白いシャツと薄い紺色のズボン。
タタタタ 階段を上る音が聞こえた。
だが少年はは気にしなかった 。
なぜならいつものことだから
ドンッ
ドアが吹き飛びそうな音が聞こえて、少年はおどろいた
「ヴィル 今日もさぼり? いい加減にしなよ」
ヴィルより少し背が低く、ショートヘヤーの女の子が話しかけてきた
「いいんだよ 俺はリエナと違って単位を取っているからな。」
「何それ? イヤミ? まぁどうせヴィルとは違いますっ!」
リエナは「もういい!」
と言って教室に帰った。
タタタタ
また階段を上る音が聞こえた
今度はヴィルより少し背の高い少年がやってきた
ヴィルは笑顔で
「今日は客が多いな
でショウはなんの用?」
「授業出ろ そしてあいつはあまり困らせるなよ」
ショウが真顔で答える
ヴィルは体をお越し笑いながら
「リエナが俺を困らせるんだよ
つかそのセリフに言ってくれよ」
「お前ってやつは」
と呟きため息をついた。
バタンッ
ドアが閉まる音がした
ショウは教室に帰った
そしてヴィルはまた寝始めた。