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愛というやつは、俺達の仲を引き裂いた。

愛が欲しい…。

 俺は毎日に自惚れていた。


 サヨナラすら告げることのできなかった、あなたへの愛。


 悪い事ばかりだった、俺達の愛。


 それは恋から始まり、痛みで終わった愛。


 苦しい毎日。


 それは夢中で過ぎて行く。


 いつの日だったか?


 とても素敵なあなたに出会えたのは。


 大切だと思っていた俺達の縁。


 その時は、この世界がとても美しく思えた。


 君が好きだったものを俺が好きになり、


 完璧という日常の中で、俺達は本音を分かち合った。


 病気になった俺の身体。


 君の言葉に返事ができない。


 本当にすまないと思う。


 いくら謝っても、俺の人生は戻ってこないのに。


 どうしたらいいんだ?


 どうすれば幸せを掴めるんだ?


 炎より熱い俺の利己心が、俺の魂を焦がしてしまう。


 もう、約束できないよ。


 もう、俺は神に誓えないよ。


 一日中、寂しい気持ちを堪えながら、


 あなたから届く手紙を待っている。


 あなたの事情に、俺は涙するよ。


 この世界でも、俺の声が響くのなら、


 俺は誰よりも大きな声で愛を叫ぶよ。


 俺の切ない声が聞こえるかい?


 仲間たちよ、涙を拭え。


 俺は笑っている君の方が綺麗だと思うよ。


 そして、本当にごめん。


 俺の利己心は燃え尽きてしまいそうだ。


 どうしたらいい?


 どうすれば俺達の愛は救われる?


 約束してくれ。


 神にじゃなく、この俺に。


 君はぼうっと、一人で立っているけれど、心配しないで。


 寂しいけれど、誰でもそうだから。


 横を見てごらんよ、君は独りじゃないよ。


 昔、君が言っていたように、人生とは本当に笑えるものだよ。


 まるで、はらはらする火遊びだ。


 夜闇に打ち上げられた悲しげな花火。


 悪戯な障害物。 人生という絆。


 その全てを心に刻むから。


 どうか、みんなで祈っておくれ。


 どうか、みんな泣かないでおくれ。

この文の参考は、曲です。

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