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恋愛と仕事の狭間で

「お前の事が好きだ!!」


俺は、お前にそう告白した。


あれから4つの季節が過ぎ、今日はあの日からちょうど1年が経った日だ。


所謂、告白記念日というのか、付き合い始めて1年記念日というのかわかんない、カレカノには大切な1日。


なのに、今日俺は仕事に来ている。


なぜなのだろうか―――?


一応、休めるなら有休も余ってるし、それを使って休もうと思っていたんだ。


だけど、俺は仕事に来ている。


なぜなのだろうか?


一緒にディナーに行く約束をして、レストランまで予約したのに、、、


なのに、俺は今日仕事に来ている。


それは出来の悪い部下の所為。


部下が俺を呼び出したため、休みになっていたはずの今日が出勤となってしまった。


くっそ! 部下なんていらないのに!!


俺が必要としているのは、出来の悪い部下でも、出来の良い部下でもなくて、俺のことを待っているであろうお前なのに。



そして、現在の時刻は7時半。


――夜の7時半である。


そして、彼女であるお前との待ち合わせは7時。


だが、俺はまだ連絡もできていない。


そんな俺をお前はどう思っているのだろうか?



あぁ、電話が鳴っている。


まぁ、バイブであるから、鳴っていると言っていいのかはわからないが、確かに着信中である。


そんな電話に出れない俺。


だって、何を言われるかわかんないから。


だから、とりあえず出来の悪い部下が無駄に残した仕事を俺は必死にやっている。


そして、それが終わってから彼女に連絡しようと思っている。


そうすれば、「仕事で呼び出されて、忙しくって出れなかった」と言えるから。






だが、そんな俺は後でフラれることになる。


その理由はわからない。 全く持ってわからない。


だから、誰か答えを教えてくれよ―――――。

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