人生という幕は上へ降りていく
俺の人生は、初めから終わっている。
毎日という時間が、本当につまらない。
だから、俺は“どのように暇つぶしをしようか?”ということを、いつも考えている。
だが、そんな俺の周りの人間は、みんなリア充ばかりで正直ムカつく。
彼女がいるだとか、彼と別れたとか、誰それとヤッたとか、イミワカンナイ。
なんなの、それ・・・? 俺をナメテルワケ?
はぁ、、、人生ってなんだろうね?
《これを読んでいる君は、想う人の心臓が“使えない”ってなった時に、自分の心臓をあげれば治るようになると医者に言われたらどうするのだろうか―――?》
俺は想う人に喜んで差し出すことにするよ。
だって、それが最善の策なんだろう?
それしか、想い人が助かる術がないんだろう?
だったら、それが恋人だろうが、ただ惚れただけの相手だろうが、俺は喜んで差し出すことにするよ。
でも、ここで俺は思うのである。
“さて、差し出すことのできない人間はいるのだろうか?”とね・・・?
だって、仮にも自分が好きになった人なんだろう?
そんな大事な人を、命を賭してでも守る覚悟がないのかね?
――冗談はやめ給えよ。
そんな奴を彼女にしているのか?
そんな奴の彼女になっているのか?
そんな奴のモノを欲するのか―――?
残念ながら、俺には理解しかねる話だよ。
確かに、俺自身、痛いのとかそんなのは嫌だ。
だけど、愛すことができる人ならば、俺は命を懸ける覚悟があるのだよ。
だって、一緒に幸せになることができなくたって、その人にだけは幸せになって欲しいじゃないか。
なのに、そんな覚悟もない奴が、ただのお遊びで「愛している」とかを平気でいえる世の中・・・俺はそれが怖い・・・ウザい・・・憎い・・・。
なんで、そんな風にチャラくいれるわけ?
その意味は、一体どこにあるというんだね?
だが、そう言った奴は俺の言っていることを「重い」だとか「堅苦しい」とか言うのだろう。
だけど、俺はそれだけ人を想うことができるんだ―――。
それだけは、まぎれもない事実だということを言っておこうと思う。
だから、俺は君を愛そうと思う。
それは、実ることのない恋なのかもしれない。
そこにはゴールなんてものはなく、ただ険しい道があるだけなのかもしれない。
だけど、俺は君のところに逝くことにするよ。
俺の心臓を君にあげることはできなかったけれど、一緒に死ぬくらいの覚悟はあるよ。
だって、つまらないと思っていた毎日が、君を見ていると楽しい時間に変わるんだ。
だから、その時間が永遠になるのならば、少しの痛みくらいは我慢することができる。
だから、君は俺がそっちに逝くまで待っていてくれないかな―――――?
この作品は、作者目線というよりは主人公目線で書いた作品です。
なので、少し変な口調が入っていますが、それも含めて作者が伝えたかったものです。
読んでください、ありがとうございました^^
次話はもっと明るい話にしたいです(笑)