嘘と記憶、 悲しいままで。
超久々の更新。
なんだか、忘れていたわけではないんですが、更新がおろそかになっていました。
すみません。
お前の隣でいつも過ごしていた俺。
お前の横では時は早く進み、離れれば離れるほどゆっくりになっていく。
これから叶える夢もあるし、俺は俺であり続けるために、永遠という時を君に捧げるつもりだった。
《俺はお前にだけは嘘は吐かない》
お前は知らないだろうけど、 それは、昔一人で決めた約束。
でも、お前は俺に何度も嘘を吐くんだ。
傷ついて我慢を繰り返しても、何も進まない世の中という名の現実は、俺に苦労という重荷ばかり投げつけてくる。
でも、それでも記憶は俺を呼び起こし、「キミヲキライニハナレナイ」と叫ぶ。
愛を偽られても、愛を失ったとしても、俺は君だけを愛していたのに。
君は俺だけをこの場において、何処かに消えてしまうんだ。
離れていく背中、 失っていく記憶。
そのどれもが俺に惨劇を見せようとしている。
それでも、俺は君に告げようと「キミヲキライニハナレナイヨ」という言葉を発する。
涙を流している俺が憎いか?
涙を堪えようとしない俺がウザいか?
本当に俺達はここまでの関係なのか?
嘘だ! うそだ! ウソだ!!
夢なんかじゃない。 あれは、一つの確かな記憶。
いてもいいんだよ? ずっと、俺の傍だけに。
どうか、俺を切ない記憶の中に、閉じ込めないでくれ。
例え、何処の誰が何て言ったとしても、正々堂々とした人生を送った俺。
お前はいつも間違いばかりを繰り返すけれど、俺はそれでも愛していた。
過ぎた日を思い出すと、 君の懐かしい、声と香りが甦る。
考えるだけで思いのままの世界。
俺は今までどうして、毎日独りのどん底で君を求めたのか?
心は覚めてしまったけれど、君への想いは変わらないまま。
だから、前に進むことはするけれど、いつまでも俺は君を待っているよ。
ちなみに、次話更新の予定も入ってはいませんので、その点をご了承ください。