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永遠だと思っていた私の人生

私の手は、君に触れるためだけにあって、

私の指は、頬を感じるためにだけにあって、

君を見つめる幸せを、日々の中で探し続けた。


輝く星は、私達を見つめ続けるためだけにあって、

照らす太陽は、一緒にいることを証明するためにあって、

私と君は、夜に空を見上げて笑ってみせるの。


挫けてしまいそうな日は、いつも君が傍にいて、

悲しい時は、君が隣で笑ってくれていた。

でも、今はその君がいなくなってしまったんだ。


涙が零れ落ちて、手のひらから溢れ出そうとする時、

塞き止めることのできない辛さも、流れ出てしまうんだ。

だから、私は今夜、空を見上げて泣いてみせるの。


君に愛されたから、君が愛してくれたから、

私は私になれて、私は私として生きることができた。

季節を運ぶ風よ、悲しみを拭い去って、君を永遠に留めてよ。


あの頃に聞いていた、二人のラブソングも、

今では寂れた街角に流れている、ただの廃音になって、

君の面影がそこにあると思うと、涙が零れ出てくるの。


昔、不意に君と目が合って、唇を重ねあわせて、

愛し合って、君を思い続けて、涙を流して、喧嘩をして、

仲直りして、君を好きになって、君は守るって言ったのに。


青白くなってしまった君の顔、雲一つない青空、

君との思い出は、空の彼方に消えてしまったようで、

張り裂けそうな私の胸を、ただ君に抱きしめて欲しくて。


あの時、素直にありがとうって言えていれば、

今こんなに後悔することなんてなかったのだろうか?

目覚めたら、これが全て夢だったってことはないのだろうか?


街で道行く人ごみをぬって、君を探していると、

君と眺め歩いた景色に辿り着いてしまって、

君のことを思い出して、私は何度も涙を流すの。


ポロポロ零れ出る涙の数だけ、私は君を愛していたのかな?

私の愛は、君に伝わっていたのかな?

言えなかった言葉も、言い続けた言葉も、届いていたのかな?

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