アンインストール
きっと、とても簡単な事なんだ。
そう
夏祭りで掬った金魚が死んだ時みたいに、庭の隅に穴を掘って埋めてあげるんだ。
そうしたら、なにもかも終わってしまう筈だったんだ。
甘い日差しに包まれた午後の公園
ベンチに君と背中合わせ
空を見上げている私と読書に耽っている君
曖昧だけど、そこに存在していたものは・・・愛?
絶えず色が変わり続ける信号機
野良猫と回旋塔に群がる子供たち
オンラインの景色
繋いでいた右手と左手は盲目
君の存在だけがオフライン
それでも君を探し求めてどこまでも彷徨う
どんなに叫んでも届かない声
どんなに願っても届かない気持ち
どんなに伸ばしても届かない両手
だから、私は君と君への思いを全て埋めてしまう事にしたんだよ。
そうしたら君を全部忘れられると思ったのに。
どうしてだろう?
記憶の中に君の姿が焼きついて消えてくれないんだ。
このままじゃ、忘れられないじゃないか・・・。
私たちはどこで、何を間違ったんだろうね?
いつまでも君に問うよ・・・。
久々の投稿になります。しかし、書きたい事が纏まらないうちに投稿してしまいました。