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転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜  作者: 電動ガン
第四章 〜新世界〜

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揺れる地球の覇権国家達。メグメレルの本当の目的。

Xやってます。Xアカウント→http://twitter.com/dendogun


面白かったら感想・評価してください。励みになります。


永田町。総理官邸。地下六階。地下会議室。ASTRA秘密会議。


「では会議を始めます。今日はシルバディアさんもいらっしゃいますので。」


ビデオ会議が始まり、各国首相が挨拶するなかシルバディアはカステラと紅茶を嗜んでおり。少し首相達に気を抜かせた。


「では最初の報告から。メグメレルの応対報告です。送っていた資料を。」


中島総理がメグメレルの報告を始めていく。首相達は慎重に報告を聞いていく。


「というわけで。彼らの文化の餓えは想像以上であり、要求するものは次元通信機で日に日に増しており、日本だけではなく他の国の文化へも注力しようとしています。」


「それはまだ困るな。」


「ええ。まだ日本だけで抑えて欲しいわね。」


「文化的侵略かどうかがまだ判断出来ない。」


「逆流の心配は?」


「逆流の心配はほぼ無いです。メグメレル側の文化の調査結果は極めて未成熟。貧相と言って良いレベルであり、逆流したとしても日本の文化レベルなら完全に堰き止められます。」


中島総理は書類を捲り、他の首相も書類を捲る。シルバディアは三つ目のカステラを頬張っている。


「向こうに渡した資料は日本の最新の各種教科書のみです。地図などは渡していません。これでこちらの文化レベルと文明レベルを測ってもらおうと思ったのですが。

大分刺激が強かったようで。日本の国語の教科書に載っている詩などを向こうの歌の制作者に見せたところ。卒倒するほどの衝撃でまだ入院中だそうです。」


「そんなに・・・・・・では、文化は完全に死んでいると考えてよろしいわね?」


「ですねアーニャ。一応、歌と踊りの文化はあるようなのだけれど、それはシルバディアさんに捧げる儀式的なもので一般人が触れられるものではないそうで。」


「なるほどね・・・・・・」


シルバディアがカステラを切り分けるのが面倒になり、まるごと囓っているのを尻目に会議は進む。


「次の視察団の受け入れ計画はどうだ?」


「次の受け入れは・・・・・・皇女様が3人くるので。都内の美術館やレストラン、時間があれば天皇陛下に謁見が出来ればと・・・・・・」


「お土産は何を持たせる?」


「お土産は前回の教科書でとてつもなく慎重にならねばならないと判断しています。カップラーメンひとつでさえかなりの爆弾です。」


「慎重に選んでくれ。こちらから文化的侵略となってしまっては戦争の火種となる。戦争になったら終わりだ。」


「もちろん承知しています。ですが・・・・・・・」


「なんだ?中島総理。」


「ジョーンズ大統領。聞いてください。向こうからかなりの量の取引が要求されています。」


「例えば、どんな。」


「自動車、鉄道、飛行機です。」


「それは、出して良い物か?」


「下手に食文化や娯楽を取り入れさせるよりは良いです。技術を売ってるわけですから。」


「ではその対価は?」


「それが・・・・・・差し出されるのはかなり危険な技術ばかりです。日本が優先して受け取るとそれを巡ってこちらで戦争が起こりかねないですし、それを使って日本が世界相手に殲滅線を仕掛けることになります。」


「そうか・・・・・さすがにそれはマズイな。我々も味方になれないか?」


「こちらの想定では無理ですね。供与を約束すると言っても先にもらったからとそちらの議会などが紛糾する可能性が高いです。」


「むぅ・・・・・・」


中島総理は苦々しい顔で頷く。ジョーンズ大統領を始め、各国首相は未知の技術を手に入れた日本に殲滅戦を仕掛けられたらどうあがいても負けるのは世界のほうだ。

日本は無限の資源を手に入れ、魔石開発の先進国である。無敵の兵とはまではいかなくとも無限の兵力は持っている。

そして忘れてはならないのがシルバディアの存在だ。日本贔屓である彼女が戦端を開いた国を許すとは到底思えなかった。


「メグメレルに次回渡す物は自動車、鉄道技術、飛行機を渡す。これでいいですね?」


「ええ。」


「いいだろう。」


「うむ。」


「待て中島総理、日本は航空機は・・・・・・」


「US-2を一機渡そうかと。」


「ああ、それがあったか・・・・・・」


中島総理が書類を纏めると。次のファイルを手に取る。


「次は、こちらです。シルバディアさん。」


「はいはい。」


シルバディアがペラ紙一枚を持って口元に付いたカステラを拭う。


「メグメレル側からの緩衝材の設定に付いてよ。日本の精神科医等からヒアリングしたけどメグメレル側のメンタル構造が不明で何が緩衝材になるのかわからなくて私が呼ばれたの。一応、貴方達もサブカルチャーや食文化は嗜んでいるわよね。そこから。メグメレルに渡せる物の意見が欲しいの。」


「我々が・・・・・・?」


「所謂、オタクと呼ばれる人材を集めて置いた方が良かったのでは?」


「料理人とか。」


「レディ・シルバディア。それやらんといかんか。」


「やらなきゃダメよぉ。何が有害な物になるかわからないのよ?相手は所謂赤ちゃんみたいなものなのよ。見せて良い物と食べさせて良い物を選ぶのは当然でしょ。」


「その保護者役を担わねばならないのか・・・・・・」


「だが向こうから求めてきた以上断ると奪わんという行動に出ないとは限らない。シルバディアの存在がどこまでブレーキになるか不明だ。」


「王主席の心配もわかりますが、シルバディアさんはかなり大きな存在だそうです。向こうに残っているシルバディアさんの最後の姉妹もメグメレル全体へ通ずるほど非常に発言力が強いらしく、

もともと力でも勝てないので従うしかないというのが現実のようです。」


「一度向こうの歴史を知りたいが・・・・・・」


「そうだな。歴史書などあればいいが。」


「それがないと向こうの世界を察する事が出来ませんね。キヨミ。なんとか聞いてない?」


「えー・・・・・・それは・・・・・・・」


「それも何にも残ってないのよ。メグメレルは歴史資料を残す様なことはしてないし。映像資料が残ってるけどそれは農作物や工場の運用手引きとか何かしらの共有運用資料だし。」


「そうなのね・・・・・・どうやってこれまで生き残ってたのかしら・・・・・・」


「私が運用解釈を全部手助けして、もう一人の姉妹が奇跡で人類に知恵を与えて、もう一人の姉妹が人類を守護してって感じね。人類は生き残ったのではなく、飼い慣らされていたというのが正しいわね。」


「なんとまぁ・・・・・・それではほぼ家畜ではありませんか。」


「事実そうね・・・・・・発展はしたけど。私だってここまで人類が生き残る事が出来たのは初めてで・・・・・・ごめん。」


「地球の様な文明を築かせるって難しいのか?」


「相当難しいわね。基本的に王政にまとめ上げて蜂のような社会を築かせるのが定番なの。議会制にするにはそれなりに誘導しなきゃならなくて。

しかもそうなると自分に利益を優先したがるやつが出てきて他の国に殲滅戦を仕掛けて人類もろとも絶滅するまで戦争をするのが既定ルートだからなかなか使える手では無いのよね。」


「人類ってそこまで愚かなんですか・・・・・・」


「基本的にどこも変わらず愚かでしょ。貴方達も二回世界大戦してるのよ。」


「ぐぅの音も出ん。」


「全くだ。」


「第三次は絶対に避けねば。」


「もちろんです。」


「まぁ私としては戦争はいろいろ発展の要素があるから滅ばないならどんどんやってくれっていうスタンスなんだけど。」


「ええ!?」


「レディ・シルバディアは戦争肯定派なのか。」


「久しぶりにシルバディアの上位者らしいところを見たな。」


「恐ろしさを忘れるところだった。」


「ですがシルバディアさん。メグメレルのことですよ。緩衝材の選別はどうします?」


「そうね・・・・・・対象年齢が低めのアンパンマン。あの幼児向け勧善懲悪もかなり刺激が強いはず。私じゃ判別つかないわ。」


「緩衝材なり得る作品があるのか微妙なところだ。」


「フィンランドのムーミンはどう?キヨミ。」


「我が国のウォルトの映画はどうだ?」


「ピーターラビットなどはどうだ。」


「中国は幼児向けは幼児向け過ぎる。逆にメグメレルの人に無礼を働くかもしれないから迂闊に出せん。」


「いろいろ意見は出たけど何が衝撃の刺激になるかわからないの。下手な鉄砲を撃つスタイルで行くと自分が剣で貫かれるわ。」


「差し出した物全部が地雷になるなら何も差し出せないじゃないの。」


「アナスタシア大統領の言うとおりなんだけど・・・・・・差し出さなかったら間違い無く向こうはその技術力を持って私を取り戻しに来るわ。」


「それは困る・・・・・・次元航行艦なんて大層な物を持ってる国を相手にしたら惑星ごと破壊される。」


「向こうがほんとに欲しがるものを差し出しても問題、差し出さなくても問題。八方塞がりだな・・・・・・」


「王主席もハリー首相もその心配はわかる・・・・・・私が帰ってしまったのがまずかったわね。でも流石に調和を見ていた世界から勝手にいなくなって今どこにいるって問われたら答えるしかなかったのよ。」


「まぁ来てしまったのは仕方が無いと考えるしかありません。今のところ最悪の手は取っていません。慎重に対話を続ければ凄惨な状況を回避出来ます。」


「でもキヨミ。事実どうするのよ。」


「今日本でとある計画を立てています。その計画を遂行してから向こうへ渡す物を選ぶべきかと。」


「計画?」


「なんだその計画とは?」


「我々にはそういう相談は来ていないな。」


「中島総理。ここでその計画とやらの話を出したと言うことは話すんだな?」


「はい。その計画とは。サブカルチャー人身御供計画です。」


「ずいぶんと物騒な計画じゃないか?」


「日本が思い切ったな。何をさせる?」


「メグメレルから2、30人ほど派遣していただき、サブカルチャーを与え、どのような反応示すか実験し、精神科医の記録に残しメグメレルに渡す物を決めるのです。」


「人体実験をすると?」


「シルバディアさんからの報告では際限なく与えるのは精神崩壊の危険性が有るため非常に危険だと言われています。」


「正気なのキヨミ。ロシアも人のこと言えないけど。日本がそれをするのはちょっとどうかと思うわよ。」


「そうだ。我が中国も人のことを言えたわけではないが。相手は異次元の超技術国家だぞ。流石にそれは戦争になるやもしれない。」


「大丈夫です。既に前回いらっしゃった第二皇女殿下をもって皇帝陛下に伝わり、シルバディアさんの許可を得て実施が半ば決定されています。」


「もう既に決まっているの!?」


「生け贄を捧げたようなものではないか!!!」


「少しメグメレル側の本気度を見誤っていたかもしれないな。」


「恐ろしい国家だ。中国でもそこまでせんぞ。」


てんやわんやの会議が進み中島総理はため息を吐きながら首相達の意見を纏めていく。日本へ任せたと言っても報告無しで勝手に動ける物では無い。中島総理は、もう自分が何年総理大臣なのか考えて、涙を流した。











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