忠告
忠告してあげる
キーンコーン
「はーい帰りのsHR終わり〜
皆気をつけて帰れよー」
ガラガラ
くま先はそう言ってそそくさ出て言った
「「さようなら〜」」
やっと終わった今日は長い1日だったな…
「桜子さん
今日はありがとうこれからよろしくね。」
真子が話しかけてくる
「うん、」
支度をしながら言葉を返す
正直もうあんまり話したくない
「私から忠告してあげる
コマリちゃんに全て話すのは辞めた方がいいわよ」
私の襟を掴んでグッと引き寄せる
「なんで貴方にそんな事言われなきゃ行けないの」
真子は目が合うとニコッと笑った
「もし話したらどうなる?
コマリちゃんはどう思うかな、軽蔑?ガッカリするのかな…いいえ、違うね、
桜子さんはわかってるよね幼稚園からの中だもの。
コマリは絶対に拒まないって思ってるでしょ?」
真子が顔を近ずける
「図星かしら?ふふふ、そうだね、拒まないでしょうね。きっと貴方を何とかして助けようとするんじゃない?
でもあなたが望んでるのはそうゆうのじゃないよね?
こまりちゃんの負担になりたくないでしょ?」
「貴方に関係ない」
真子はキョトンとした顔で私を見つめる
「私心配してるの。桜子さんあなたと私はやっぱり似てるよ私は受け入れるよ。じゃあまた明日」
真子はニコッと笑って手をヒラヒラ振りながら教室から出て言った
「よく言うわ」
ほんとに何考えてるのかわかんない
、
「桜子ー!一緒に帰ろう!」
コマリが走ってくる
「うん、行こっか!」
カバンを持って教室を出る
夕日に照らさる道を2人で無言で道を歩く
なんていえばいいんだろ、
「「あの」」
被った、
「ふふ、あはは」
コマリが笑う
「そんな笑う?」
「だってさぁこんなタイミング会うのやばくない?!やっぱ私たちって運命的親友だよね」
「何それ」
私も思わず笑ってしまう
やっぱり私はコマリが好きだ
私は足を止めた
コマリも止まった私に気づいて振り返る
深呼吸して話す
「ごめんねコマリ、私まだ言えない、、でも言える時が来たら絶対コマリに一番に言うから。許して欲しい、」
コマリは無言で私を抱きしめた
「うん」
コマリの声で涙が溢れてくる。
私を許して欲しい、
コマリの負担にはなりたくない。
ずっと秘密にしてたものが表にでてきたんだ。
ずっと無視し続けたものと向き合って
いつか決着をつける日が来るのかな…
でもこまりだけは巻き込まない。
話すのは全部終わってからだ。
「落ち着いた?」
コマリが私の顔を覗き込む
涙でベタベタで恥ずかしくて下を向いた
「うん、ありがと」
「私桜子の為なら何でもしたい、もちろん言いたくないことは言わなくていいし桜子の気持ちが優先だけど私の事も頼ってくれると嬉しいな」
コマリが不器用に笑う
「ありがとうコマリ」
その後も2人でたわい無い会話をしながら歩いた
、
、
「じゃぁもう今日はしっかり寝なよ」
「うんまたあした」
帰りの道の空気はスッキリしていた
10分ぐらい歩いて
家に帰ると電気は着いてなかった。
お母さんはまだ仕事だろうか。
その方が都合がいい
小春の部屋に行こう。
そう思ってカバンを床に置く
コンコン
ピーンポーン
人が来た?珍しいな
誰だろうこんな時間に、、
インターホンを見ると背の高い男の人が写ってた
読んでくれてありがとうございます。
コマリちゃんいい子で好きです。
続きも待っててくれると嬉しいです。