女子トイレ
話しましょ?
「今日は時間割通りだ。sHR終わり、」
ガラガラ
くま先はそうゆうとすぐに教室出て言った。
相変わらず適当だな。
先生が出て行った瞬間
クラスメイトたちがザワザワ
真子の席に集まってくる
「真子ちゃんどこにからきたん?」
「なんでこんな島に?」
「まこちゃんの髪綺麗だね」
「学校案内しようか?」
質問攻めに会う真子を横目でみる
全部の質問に丁寧に答えてるのすごいな
早速人気者…
、
、
「学校の案内は桜子さんにしてもらうから大丈夫よ」
、なんで私?
驚いて桜子を見ると目を細め笑顔で見つめ返してきた。
「いいよ」
まぁ別に教室案内くらい大したことない
「え〜なんで桜子さんずるいー!」
私もなんでって思ってる、
「はははっ、」
「後でまた話しましょう」
真子がそうゆうとクラスメイトたちはすぐ大人しくなった。これが都会の女の子の余裕なのかな。
「案内してちょうだいな桜子さん」
真子はすくっと立ち上がり私の手を取って廊下にを出た
廊下を手を繋いで早足で歩く
「そんなに急がなくてもいいんじゃない?真子ちゃん」
人がいない廊下は閑散としてる。まだほかのクラスはsHRが終わっていないんだろう。
真子の足はトイレの前で止まった
あぁ、トイレに来たかったのか、
「トイレって話しやすいもの」
「それは、分かるけど、」
はぁそんなに私と話したいの、?変なの
スリッパに履き替えて女子トイレに入る
「あぁ、教室は息が詰まりそうだった、人が多いとこは嫌いなのよね」
真子が鏡の前で前髪を触りながら言った。
「そう、みんな優しくしてくれてるのにその言い方ないんじゃないの?」
鏡越しにまこと目が合う
「優しくしてくれるのは嬉しいわ。でもねぇ、嫌なものは嫌だし全員と仲良くするものでもないでしょ?」
「意外と冷めてるのね」
飄々とした態度に少しイラついて勢いで言ってしまった。
「…」
少し無神経すぎたかな、
「ごめん言いすぎたね」
「桜子さんは学校好き? 」
ばっと振り返って私の目を見る。
真子は私より背が低く上目遣いになる構図だが妙な威圧感がありうごけない。
当たり障りない言葉を選ぶ。
「別に普通だけど」
真子はまた笑顔になって優しく私の手を撮った。
「嘘つき。私知ってるよ。
桜子さんこの島でいちばん大きい屋敷のお嬢さんなんでしょ。」
、嫌な汗が出た。
でも私の家はみんな知ってる事だ、確かに島で1番古い屋敷豪華ではないが妙な存在感がある。
知っていても何ら不思議ではない。
「だったら何?」
「私のお父さん記者なの。記事を書くためにこの島に来たのよ。どうゆう意味かわかるわよね」
手が汗ばむ。
「何が言いたいの。」
少し語尾を強めた。
埒が明かない。
「言ったでしょ私たち仲良くなれるって
私のお父さん人の話が大好きなの。他人の不幸とか嘘とか秘密を暴くのに人生をかけてるのよ、あはは!馬鹿みたいだと思わない、?
そうやって自分の空っぽな人生を無視し続けるんだ」
真子の黒い目が私を真っ直ぐ見つめる
「私は父さんとは違う。私は自分の人生が好きって言いたい。誰かの指示に従う人生は嫌。
あなたもそうなんでしょ?」
真子が優しく私の頬を撫でる
びっくりするほど冷たい手に驚き
動けなかった
「私は、、」
「ふふ、大丈夫だよ…父さんあなたのお家の事噂ぐらいしか知らないから」
「…」
何も言えなかった
「泣いてるの?」
きずかないうちに涙が出てたらしい
なんの涙か分からない
真子は私の涙を指で拭った
真子はどこまで知っているんだろう、
バタバタ
誰かが走ってくる音がする
やば泣いてるとこ見られたくない、
マコを見るとニコッと笑って
まるで私が逃げないようにするかのようにぎゅっと両手を手を握った。
「トイレー〜!!」
コマリが駆け込んでくる
「え!桜子と転入生じゃん!、、えっと、なにしてたの、?」
読んでくれてありがとうございます。
2話目…どうでしょうか、少し真子の性格がわかってきたかな、
続きも待っててくれると嬉しいです。