表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヤンデレ

元カノが付き纏う日々

作者: エナさん

オールフィクショォン!

キャラクターの性格とか見た目は、

°無月(むつき) 幸成(こうせい)

●見た目−黒髪、笑顔が似合う爽やかな顔。

●性格−アウトドア。明るい。元気。

°萩村(はぎむら) (かける)

●見た目−黒髪、目隠れ、美少年。

●性格−インドア。優しい。内気。友達の前だととても明るい。

°高橋(たかはし) (すず)

●見た目−黒髪ロングストレート。貧乳。

●性格−内気。純粋。無月の前だと超明るくて幼稚になる。


立ち絵はありません。すみません。

自分のTwitter→ @enasan_187

 俺は無月 幸成、大学2年生。今日も彼女に振られた…。理由はなんとなく分かっている。今回もきっとアイツのせいだろう…。

 アイツとは俺の元カノのことだ。彼女の名前は高橋 鈴。鈴と別れたのは1年前くらい。仲は良かったのだが、ある日部屋を掃除していると、色々な所に盗聴器やビデオカメラが出てきた。それから俺は鈴の事が怖くなり別れた。

 それからというもの、新しい彼女を作っても、1か月も経たないうちに別れて欲しいと言われた。不思議に思い、8人目の彼女に聞いてみると、アイツから毎日10通以上の「無月幸成と別れないなら殺す」などの脅しの手紙が届くらしい。

「どうやって鈴の脅しを無くせるか…。そうだ、翔に相談しよう!」

翔は俺の親友だ。何事も1人よりも2人で考えた方が良いって言うし、今日予定あるか聞いてみるか。そう思い、俺は翔に電話した。

「もしもーし。」

「もしもし、どうしたの無月?」

「今日いつもの所で飲みに行かない?」

「いいけど、なんで急に?」

「相談したい事があってさ。時間は8時でいい?」

「いいよ。」

 居酒屋にて…。

「何頼むー?」

「んー…生。」

「じゃあ僕も。」

それから俺らは他愛のない会話をした。

「そういえば無月が相談したい事って何?」

俺は元カノに彼女が脅されてる事を話した。

「それは災難だね。実は僕も似た事で悩んでたんだよね。」

「えっ、どういうこと?」

「僕の彼女も被害に遭っていて、別れたばかりなんだよね…。」

「そうだったんだ…。でも、被害に遭わせたくないなら、もう彼女作らなければいいんじゃない?」

「そうしたいのは山々なんだけどさ、向こうがいつも勝手に付き纏ってくるんだよ。付き合ってもいないのに、周りの人達が付き合ってるって噂を広めるから付き合っていることになっちゃうのさ…。」

「そーなのか…。それで、被害ってのは具体的にはどんなのがあるの?」

「直接会って刃物を突き付けたり、殴ったり…。それで、1番酷かったのが、そいつ、『人を殺した』らしいんだよね。」

「えっ、それはさすがには捕まったんでしょ?」

「いや、犯人が誰なのかも未だに分かってないんだ。」

人を殺した奴が翔の彼女に付き纏っていると聞き、衝撃を受けていると、

「そういえば、無月は元カノの何について相談したいの?」

「…あー、脅しをどう無くすかについて。」

それから俺と翔は被害を無くす方法を考えたが、結局思いつかず解散することにした。

「それにしても翔も悩んでいたなんて…。」

俺は被害に遭っているのは自分だけだと思っていたので他の友達はどうなんだろうか不安に思っていたら自宅に着いた。

 家に入りダラダラしていると、クローゼットから「ガタッ」と、音がした。なのでクローゼットを開けてみると、中に下着姿の鈴がいた。

「えっ、何で居るの?」

「いやー、それは…。」

と、言いながらクローゼットの扉を閉めようとしている鈴の腕を掴みもう1度聞いた。

「何で居るの?」

「そ、その前に服着させてくれない?」

「ああ、いいよ。」

すると鈴はクローゼットの扉を閉め、服を着て出てきた。

「で、何で居るの?」

「無月と一緒に居たくて…。」

「じゃあ、どうやって家に入ったの?」

「勝手に合鍵作ったからです。」

「見せてよ。」

「…はい。」

そして俺は鈴が持っている鍵を奪い、

「没収〜。」

「返してよー。」

「返しません!」

そう言われ、しょんぼりしている鈴に

「何で下着姿だったの?」

と、聞いてみると、

「だって2日も泊まってたし…。」

衝撃だった。知らないうちに鈴が2日も泊まって居たなんて…。という事は、俺が皆に内緒でしていることも鈴は見ていたのか…。通報したいが、警察に疑われるのは間違いなく俺だし、何より証拠が無い。

「とりあえず今日は家に帰って。」

「やだ〜、無月と一緒に居たいー!」

と、駄々を捏ね始めた。鈴は普段は聞き分けがいいのだが、駄々を捏ねると何を言っても聞いてくれなくなる。なので、

「俺に手出さないって約束出来る?」

「……うん!」

「じゃあ今日は泊まっていいよ。」

「ほんと?やったーー!」

鈴は目を輝かせながら大はしゃぎした。

「俺はソファーで寝るから鈴は俺のベッドで寝て。」

「やだ、無月もベッドで寝て!」

「分かったよ。」

こうして何事もなく気持ちのいい朝を迎えた。鈴はもう起きていたらしく、俺にコーヒーをいれてくれた。俺は昨日の話を思い出し、1つ疑問があったので鈴に聞いてみた。

「昨日鈴さー、ずっと一緒に居たいって言ってたけどさー、もしかして俺のこと跡つけてたりする?」

そう言うと鈴から「ギクリ」と効果音が聞こえた気がした。

「い、いやーつけてないよ…。」

「本当は?」

「つけてました…。」

「何で跡つけるのさ?」

「無月とずっと一緒に居たいけど無月は私と一緒にいたくないんでしょ?だから…。」

「ん?どうして俺が鈴と一緒に居たくないってことになっているんだ?」

「だって無月が私と別れたのって一緒に居たくないからじゃないの?」

「あー、違う違う。俺が別れた理由だって鈴が仕掛けた盗聴器が部屋にあったから怖くなっただけで、別に鈴と一緒に居たくないって訳じゃ無いからさ。」

「そーだったの!良かったー。」

「だからさ、これからはそういうことはやめてね。」

「うん!」

 こうして俺は鈴に悩まされる事は無くなると思っていた。しかし、

「ねー無月ー、あの頃みたいにキスしてよー。」

「嫌です!そもそも鈴とキスした事無いじゃん。」

と、鈴はどんな所だろうがお構い無しに俺にくっついては構ってと駄々を捏ねる様になってしまい、結局鈴に悩まされる日々を送ることになってしまった。

 元カノが付き纏う日々

いやー、ヤンデレ(?)の小説初めて書いたけどめっちゃ楽しい!人気なくてもまた作品出すので、期待していて下さい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ