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まーちゃんとクエスト!!  作者: 天馬光
第二章 ギルディア
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天災と怒濤

 なんて思ってると、ドラゴンはバッと飛び立ち、俺らを見下ろすような体勢で上空に滞空すると、口と翼に膨大な量のエネルギーを集めだした。


(ヤバい。あいつ、ここで勝負を決めるつもりだ)

 危険を察知した俺は、くらえば即死になりかねないまーちゃんを守ろうと、慌てて身構えた。ちょうどそのタイミングで、口からの巨大な火の玉と落雷と氷の矢の雨が降り注ぎ、沼野から濁流が襲ってきた。

 天変地異のような全体攻撃など、防ぎようがない。致命傷こそ負わなかったものの、2人してかなりのダメージを受けた。俺に至っては、フルコースでくらったこともあり、満身創痍だ。


 誰がどう見ても明らかな劣勢。悠然と降り立つドラゴンの堂々とした姿に、俺は己の未熟さを痛感する。なんとかして流れを変えないと、数分後には2人揃って奴の餌にされかねない。


(冗談じゃねぇ。こんなとこで死ねっかよ)

 俺はボロボロの体に鞭打って、剣を構えた。


 そんな闘志を絶やしていない俺が癇に障ったのだろう。ドラゴンは天を仰いで咆哮すると、眩いばかりの光を口に集束し始めた。ゴ〇ラかバハムートのような必殺ビームで、今度こそ俺らを消し炭にする気か。


「っ! やらせてたまるかぁっ!」

 俺は無茶を承知で駆け出し、喉を斬りつけた。斬った場所にちょうど逆鱗があったらしく、奴はエネルギーチャージをやめて激しく暴れるほど怒り狂った。


(逆鱗に触れられて激怒すんのは、どこの世界も一緒か)

 って言ってる場合じゃねぇな。八つ裂きにされる前にケリをつけねぇと。俺は脇差がボロボロになるのも厭わないぐらい我武者羅かつ執拗に喉を攻め立てていった。

 やがて、鱗は粉々になり、そこから大量に出血したせいか、ドラゴンは、悲鳴に似たような声を上げ、見るからに弱りだした。

 いける! そう確信した俺は、ダメ押しとばかりに、


「【モード・フレイムタン】! くらえ! 秘技・【フレイムクロス】ッ!」

 と、言いながら、奴の眉間にフレイムクロスを叩き込んだ。

 炎の斬波は、鱗によって×字の傷がつく程度まで防がれてしまうが、全力で刃をぶつけた衝撃は、脳にまで到達する。出血に加え、脳震盪まで起こしたドラゴンはダウンし、起き上がることすらできなくなった。

 勝負ありだ。そう思った俺は、勇者の剣の切っ先を向け、奴にトドメを刺そうとする。

 ・【ディザスター】の説明

 口から火の玉を放ちつつ、戦場に応じた天変地異を3種類以上発生させ、敵全体に3.8~7.2倍のランダムダメージを与える技。

 消費MP60


・【ドラゴンフレア】の説明

 3ターンかけて限界までチャージしたエネルギーを超高エネルギー波として口から放ち、射程内にいる敵味方全体に通常の10倍のダメージを与える技。

 消費MP80

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