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まーちゃんとクエスト!!  作者: 天馬光
第二章 ギルディア
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フォルトゥナハート

 おかげで大規模な犯行が可能となり、放置された塔を改築してアジトにできるぐらいには、稼げるようになった。栄養面も食糧を町で買ったり、輸送中の馬車から強奪することで、スラムにいた頃より改善された。


 けど、まだ問題は残っている。ゴンが手懐けた魔物や部下相手にマオも組み手はしているが、それでも冒険者ギルドに所属している者の実践経験に比べれば遥かに劣る。このままでは、優勝できないまま生涯を終えることになりかねない。

 結婚から12年近く経ち、三十路になった2人は、年齢的にもかなり焦っていたことだろう。


 そんな折、知り合いの情報屋から、ある有益な情報が舞い込んできた。

 それこそが例の宝石・フォルトゥナハートに関することだった。


 フォルトゥナハートは、戦闘の際、所有者とそのパーティを著しく成長させ、貴重なアイテムと多額の金を手に入れることができるという嘘みたいな奇跡を起こす力がある宝石らしく、発見当初は冒険者達が挙って手に入れようとしていたそうだ。

 しかし、時が経つにつれ、人々はその存在を忘れてしまい、今では、貴族に寵愛される一宝石にまで成り下がってしまった。


 それを知ったドンカカは、眉唾くさいと思いつつも、


(そいつさえあれば、マオもチャンピオンになれるかもしれねぇ)

 と考え、すぐさまフォルトゥナハートの捜索を開始した。


 とはいえ、戦いの場でなければ何の効果も発揮しないただの石ころ。『幸運と財を呼び込む』という謳い文句に釣られて買ったはいいものの、効果がないと知り、手放す富裕層が後を絶たず、情報を入手して接触した頃には、もう手元にないといったことがザラにあった。


 そんなことを繰り返して8年の歳月が流れたある日、再び情報屋からタレコミが入った。


『バシレイアの下級貴族が、半年ほど前にフォルトゥナハートを入手したらしい』

 もう何度目になろうかという似たような情報。部下達も内心ウンザリしかかっているが、ドンカカには関係ない。

 マオももうすぐ四十路。それ以上歳を重ねたら、現役続行が難しくなる。故にドンカカは、どんな些細な情報だろうとそこへ向かい、どんな手段を使ってでもフォルトゥナハートを手に入れる。

 それが結果的にマオと自分の明るい未来に繋がると信じているから…………

 ・フォルトゥナハートの効果……運 300

 戦闘終了後、パーティメンバー全員の獲得経験値5倍。獲得資金3倍。レアアイテムのドロップ率100%


 いうなればf〇に登場するグロウ〇ッグのチート版といったところです。

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