表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まーちゃんとクエスト!!  作者: 天馬光
第二章 ギルディア
67/442

漫画みたいなトラップ

 その時、上の方から何やら声が聞こえてきた。声の主は下っ端のようだ。

 奪われた荷物の場所がわかるかもしれない。そう思い、なんて言ってるのか奴らの声に耳を澄ませて聞いていると、


「せーの!」

 と言う声の後に、何かがゴロゴロと転がってくる音が近付いてくる。


 これはもしかして…………マズい!


「あいつら! まーちゃん立てっ! 走るぞ!」


「え!? 走れって、どちらに!?」


「下だ下っ! でねぇとペチャンコにされっぞ!」

 そう言ってる間に、見えてきやがった。嘘だろってぐらい丸くてバカでけぇ岩が。


「とにかく走れーっ!」


「は、はいっ!」

 そう言って俺とまーちゃんは、回れ右して、全速力で階段を駆け下りていった。


 あいつら、こんな漫画みたいなベタなトラップ仕掛けやがって! このまま下りてったら、さっきの玄関フロアへ逆戻りじゃねぇか! 折角ここまで上ってきたってのに、振り出しに戻るなんて冗談じゃねぇ!


 こうなったら一か八かだ! やるしかねぇ! 危険は承知だが、これ以上あいつらの罠に付き合ってられるか!


「まーちゃん。先に行け!」


「勇さん!?」


「【モード・ウインドエッジ】!」

 そう言って勇者の剣に風を纏った俺は、真っ正面から大岩に向かっていき、


「【ガスト】ッ!」

 と言って、突き刺すと同時に突風を放ち、大岩を風化させ、塵と化した。

 これで眼前の脅威は払拭できた。とくれば次は、逃げ戻った分の遅れを取り戻さなきゃならない。


「よし。まーちゃん来い!」


「は、はい!」

 俺はまーちゃんを呼び寄せて側まで来させると、その小柄な体を抱きかかえて、


「しっかり掴まってろ。暴れたりして手を離したら死ぬからな」

 と、釘を刺した。

 正直、危険な賭けではあるし、初めて試すから、掴まってたら絶対安全ってわけでもない。

 けど、成功確率を上げるためにも、少しでも万全を期した方がいい。


「いくぜ。【ガストブースト】!」

 そう言って俺は、【ガスト】を階段に放ち、その風圧を利用して上層へと飛空し、


「もいっちょ! まだまだ!」

 と、言いながら、壁や階段に【ガストブースト】を連発して上へ上へと目指した。

 風圧でどこまで行けるのか、ちゃんとコントロールできるのか、また人体にどれほど影響があるのか、色々と不確定要素があったからやらなかったけど、どうにかうまくいってよかった。

 勇は【モード・ウインドエッジ】と【ガスト】と【ガストブースト】を会得した。


 上記の技の消費MP

 【ガスト】 消費MP2

 【ガストブースト】 消費MP2


 ・【ガスト】の説明

 【モード・ウインドエッジ】時のみ使用可能。敵単体に防御不能かつ通常の1.1倍の威力の風属性斬擊ダメージを与える。


・【ガストブースト】の説明

 非戦闘時のみ使用可能。ダンジョンなら5層分、フィールドなら15メートル先へ高速移動し、戦闘を回避する。1回使用毎にMP消費

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ