表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まーちゃんとクエスト!!  作者: 天馬光
第二章 ギルディア
65/442

野生児ゴン

 なんて、余裕をかましていると、両手にクローを装備したゴンが、虎の魔物の走るスピードを利用して襲いかかってきた。

 どうにかいなすことはできたが、今の攻撃、なんかおかしい。


「よそ見、すんな。いくぞ。キラータイガー!」

 そう言ってゴンは、キラータイガーとかいう魔物と息の合った連続引っ掻き攻撃をしてきた。

 その攻撃を間一髪のところで躱してく内に、奴の攻撃に感じた違和感の正体が何なのか判明した。


 キラータイガーの方は普通の引っ掻きだが、ゴンのクローには毒属性が付与されている。それも、ポイズンダガーのような武器固有の毒効果じゃない。技として、何の変哲もない金属製のクローにエネルギー化した毒を纏ってるんだ。


(けど、こんなアホそうな奴に、そんな頭脳プレーができるか?)

 と、内心バカにしつつ疑問に思ってると、今度は、


「なら、これ、くらえ。ビリビリだ」

 と言うゴンの手から、電撃が放射された。

 予想だにしない攻撃に、反応が遅れた俺は感電し、膝をつく。


 だが、おかげではっきりとわかった。おそらくゴンは、ただの魔物使いじゃねぇ。モンスターから技をラーニングして行使するジョブ。RPG二大巨頭の一角で言うところの青魔道士だ。でなきゃ、ただの魔物使いがこんな芸当できるか。


(チッ、こいつは下っ端が言ってた以上の難敵だぞ)

 いつから奴らの仲間になったかは知らねぇが、野生児として育ったんなら、ラーニングする機会はめちゃくちゃあったはず。となると、必然的に技の種類も……こりゃ、大技を使われる前にケリをつけないと。


「まーちゃん。準備は?」


「ちょっと待ってください……今できました!」


「おっしゃ! 俺が1発かましたら、それを敵陣のド真ん中にぶん投げろ。属性は?」


「電気です!」


「OK! 【モード・アイスブランド】!」

 そう言って俺が、勇者の剣に凍気を纏ってるのを見て、野生の勘が働いたんだろう。ゴンがキラータイガーと共に突っ込んでくる。


 そうこねぇとな。お前をついでの雑魚みたいにやれるとは思ってねぇよ。だから強者と見込んで、お前中心に狙わせてもらう。


「【アイスワールド】!」

 俺はそう言いながら、勇者の剣を地面に突き刺した。すると、俺の1歩先から塔の入り口手前までの広範囲にかけて、全てが凍結し、キラータイガーや雑魚の身動きがとれなくなった。


 無論、これでゴンが諦めるとは思っていない。


「あ! キラータイガー! お前らよくも!」

 キラータイガーが動けないとわかると、ゴンは飛び降り、野獣のように飛びかかってきた。


 けど、それも計算の内。すかさずまーちゃんの手から、調合したアイテムを投げ放たれ、ゴンの背後で炸裂。放射状の電気となって、ゴンや雑兵共に命中し、痺れさせる。

 その名もショックボルト。爆弾の素材と、電気属性の魔物から採取することができる発電効果のある結晶・雷結晶(いかずちけっしょう)を混ぜ合わせることによってできる麻痺効果高めの電気爆弾だ。


「ビ、ビリビリ……オレ、動けない……」


「勝負ありだ。ゴン。悪ぃけど通してもらうぜ」


「く、くそー……ごめん。アネゴ……」

 俺とまーちゃんは、悔しさを滲ませるゴンや、凍結や麻痺によって動けない雑兵を横目に見ながら、堂々と正面からドンカカのアジトに侵入した…………

 勇は【モード・アイスブランド】と【アイスワールド】を会得した。


 ・【アイスワールド】の説明

 【モード・アイスブランド】時のみ使用可能。敵全体に通常の1.3倍の威力の氷属性ダメージを与え、凍結させる。

 消費MP5

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ