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まーちゃんとクエスト!!  作者: 天馬光
第一章 バシレイア
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核の在処

 二刀による猛攻で攻めたてるが、草のバケモンは性懲りもなく超速度で再生しやがる。


「チッ! キリがねぇ」


「そうですね。心なしか回復速度も上がってきているようですし、どうすれば……」

 まーちゃんの言うとおりだ。序盤に比べて明らかに回復速度が上がってる。おそらく、まーちゃんが投げた爆弾のショックで、何らかのスイッチが入っちまったんだろう。

 何にしても、核をぶっ潰さねぇことには何度でも再生する。それを防ぐためにも早いとこ核を破壊しねぇと、みんな疲弊しきってゲームオーバーだ。


 そう思い、危機感を募らせていると、ラーサーが、弱々しく震える手である一点を指差しながら、


「勇者様……核はおそらく……あの中です」

 と、言ってきた。


 その先にあったのは、さっきの爆弾で露出した紫色の球体があった場所。


「もしかして――」


「えぇ、先程の爆発で見えたあの球体こそが、奴の核と思われます。ですが、破壊するためには、核がむき出しにしてから、すぐに回復速度を上回る速度で、もう一撃叩き込まないと……」

 薄々そんな気はしてたけど、やっぱりそうか。


 とはいえ、それを実行するのはかなり至難の業だぞ。あくまで俺の感覚だけど、奴の回復速度は今や1秒も満たない。単純に剣を振り回してるだけじゃ、表皮や蔓に防がれて、トドメを刺すこともままならないだろう。


(いっそ、表皮ごと核をぶった切ることができりゃ、苦労しねぇんだけど……)

 んな事を、心の中でぼやいた俺は、勇者の剣に目を向けた。


(こんな時に、RPGみてぇにピカーンと閃いて、技でも編み出せればいいのにな。例えば、火炎斬りとかさ)

 なんて都合のいいことに期待しながら。


 そんなくだらないことばっか考えてる間に、敵は俺ではなく、ラーサーに狙いを定め、静かに迫っていた。奴の治療をしているまーちゃんごと仕留めるつもりらしい。


「っ! させるかぁっ!」

 間一髪で勘付いた俺は、2人を襲おうとする蔓へと駆け出していく。

 その途中、手が燃えるように熱さに襲われるが、んな事を気にしてる余裕はねぇ。今は仲間を守る方が先決だ。

 俺は、一心不乱に勇者の剣を振った。

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