一話「中二病」
初めまして!
平月ユーキです。
「初恋は中二病でした。」よんでいただけてありがとうございます。
完全に自己満足の小説家になりたい私のオリジナル作品です。これから頑張っていきたいとおもいます!
「 初恋は中二病でした。 」
作 平月ユーキ
一話「中二病」
おかしな夢を見た。退屈なセカイが少し楽しく思えるセカイが。
キーン、コーン、カーン、コーン
授業が始まる合図がいつもどおりに鳴り響く。
黒板には、先生がチョークで計算式を無言で書いている。
算数の九九に興味がない俺は、なにか面白いことないかなー。と、空を見る。
「退屈、退屈。」
「そんな事ないよ。」
前の席のポニーテールにTHE小学生の私服のような女子が俺に言う。こいつも、頭わりーんだった。別のことかんがえてるんだろうな。
「はー。漫画もアニメも、スーパー戦隊もなんにもない。つまらない時代にうまれてくるんじゃなかったよ。」
「そーだね。赤羽くん。ふふっ。」
後ろを向いて、俺の言葉にのっかる女子。花澤真夏。
そして俺。赤羽入守。
小学二年、転校生がやってくる。
次の日。
「ニュース!転校生がくるって!」
「真夏!俺の名前をそーやってつかうな!名前つかうな!」
俺の名前は、ニュースと読む。入守という感じで。入るのを守るという意味ではなく、親が俺にテレビのニュースをみてほしいという馬鹿馬鹿しい意味でつけたらしい。
そして、転校生という、今までなかった、新鮮な響きに、俺は少し嬉し。
キーン、コーン、カーン、コーン
「みんな!席につかないと、いいことはじまんねーぜ!!」
担任きたー。なんかのりのりだな。今にもダンスしそーだ。
「転校生がきた!はいってこい!」
クラスが、わぁ!と盛り上がる。さすがにつまらない日常の変化にみんなが期待している。俺もだ。
クラスには女の子が入ってきた。
おお!!!
髪の毛はロング、さらさらは風のように。私服はお嬢様のような美しいオーラをまとう。仕草満点。少しの笑みがもれ、緊張はしていないようだ。まるで、仲良くなるのはたやすい。いや、見下しているかのように。
「自己紹介をしてみろ!」
「はい。東京から来ました。信濃志穂です。よろしくおねがいします。」
わぁー!男子の力強く高速拍手!転校生、クラスに花が咲いた。
誰もが文句無しの美少女。東京!東京の女の子すげーゃ!
「ちょっと、赤羽くーん!なににやけてんの!」
なにか怒りげな真夏を完全に無視したおれ。そして、誰もがわかるくらい爆音のドクンドクンがとまらねー!
そう。
俺は転校生に初恋をした。
女はバカで、恋愛脳で、男子をしたにみて、理不尽で。
でも、あのこは、神。
「えっ。赤羽くん、鼻の下めっちゃ、延びてるんですけど!」
「とりあえず、信濃!席はあそこだ。窓側の一番後ろをが空いているだろ!そこだ!はっはー。」
担任のりのり。こいつ恋したな?
てか、お、俺の後ろだ!
やったー!ラッキー!まるで、宝くじが三億円連続三回当たったくらいの奇跡!涙がとまらねえ!喜びすぎて、鼻血がメントスコーラのようにあふれでやがる!
死ぬから!
死ぬから!!
そして、信濃志穂さんが、俺の後ろに。おいしょ、座った。
がさごそ、とバックのなかをなにか探している。
「あっ、いけないわ。筆箱を家においてきてしまったわ。」
俺はその「筆」ということばで、一本しかない鉛筆を、高速で
「私のものをつかいまっしゃりますか?」
敬語、これでいいのか?
ドキドキ!うっうっー!
「あ、ありがとう。親切にしてくれて。うん、貸してもらうね。ふふっ。」
「ああ。永遠に貸してあげるよ。何でも!」
「?」
志穂さんは、最後の一言に首をかしげた。
やべっょ。
言い過ぎたなこれ。まあ、親切ポイントはたけーぜこれ。はー。まじで、ドキドキがとまらねえ。
こんなに激しく動いたら、寿命がすぐに終わりそうだ!
「ふふっ。バカそうなやつ。これだから、男子は。」
「えっ。」
「ん?今私、なにかした?」
「えっ。い、いや。なんにも。」
あれー。聞き間違えかな。なんか志穂さんの方から、心の声のようなことが聞こえたような。でも、志穂さんがそんなこと言うわけないか。他の人は全く気づいてないようだし。
「このクラスも私の神の力で滅ぼさないといいけど。」
「いま、何かいった?信濃さん?」
「えっ。なんにもいってないけど。」
また。聞こえた気がした。神の力?中二病なのか?この世界では中二病は犯罪なのに。もしかして。
放課後。
帰り道、俺は信濃さんを追いかけた。いわゆる、追跡調査だ。
ストーカーではない!
歩くこと数分。別に普通に帰っていたのに。
信濃さんの回りには、たくさんの警察が現れた。
なんで、いるの。
「神羅瑠璃。中二病能力者。クラスSS。凶暴性最強。人格は安定ライン。警察署まできてもらえるかな。」
ん?神羅瑠璃?信濃さんじゃないっけ?だれだよ。その名前は。
「警察署?監獄が死刑台の間違えでは?どうせ私の前では人はみな塩の中のなめくじでしかない。好きにすればいいじゃない。」
「ターゲット。神羅瑠璃。全戦闘員、発砲用意!」
「神の前では、思いは無意味よ。」
「うてーーー!!!!!」
警察の銃弾は、本物。こいつら、本気で信濃さんを殺しに来ている。銃声はなりやむことのない、連射にきこえる。
だが、信濃さんはまったくきいていない。
「バリアウェーブモード。オーバーワンスワールド。なにも伝わらないわ!」
はっ。警察たちが、一瞬にして吹き飛ぶ。まるで、固体が一瞬にして液体になるように。こうもあっさり全滅するとは。僕は飛んできた血で真っ赤になる。信濃さんがこっちをみて、
「ここで見たことは忘れてちょうだい。」
一話よんでくださり、ありがとうございます。
皆さんは、どんな小説家を読みますか?
私は、西尾維新さんの物語シリーズ!が一番好きです。とても有名なので、小説家になろうの私の作品を読んでいるということは、たぶん、知っていると思いますが。
そのくらい有名になれたらうれしいです!