表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

お人形

作者: 高森
掲載日:2019/04/20

お人形さんみたいだね。


子供の頃に、パパに言われたその一言が嬉しかった。


仕事が忙しくて普段は家に帰ってこないので、その日はおめかしして帰宅を祝った。


私自身お人形が大好きなので、大好きなものと同じと言われたのは誉め言葉だった。


以来、私はパパに喜んでもらえるよう努力した。


パパが自慢出来るようにテストで100点を取った。パパが好きな食べ物の作り方を覚えた。パパがリラックス出来るようにアロマを部屋に置いた。パパが楽しめるように面白い番組を録画した。パパが気持ち良くなれるマッサージを調べたパパが和む音楽をセットしたパパが感動する本を入手したパパが懐かしむオモチャを譲ってもらったパパが笑ってパパが満足してパパがスッキリするパパがワクワクしたパパがパパがパパがパパがパパパパパパパパ。


考えることの出来ないお人形(わたし)は、誰かの望みがなければ動けなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ