金銭事情 02
いつもありがとうございます。
うーん。
いっその事高ランクの時だけ魔道具を使うことも考えたが、
カルミアの現状を思えばC、Dランクだって無駄にするわけにはいかない。
それに、1度情報が広まってしまえば報酬をもらうことが難しい。
「冒険者が困ること・・・。」
「なあに?」
「いや、冒険者がされて困ることがあれば、契約違反しないかなと。」
誰かに漏らしたのがバレたらまずいと思わせればいいわけだし。
商人にとってのお金のようなもの。
あ。
「ちょっとギルドに行ってきます!」
「え。ちょっと、トーヤ君!?」
クリスさんの店を飛び出し、ギルドに戻る。
「カトレアさんいますか!」
受付に駆け込んでカトレアさんを呼んでもらう。
「魔道具は買えましたか?」
「そのことで相談があるんです。」
受付の奥から出てきたカトレアさんに話す。
「分かりました。部屋に行きましょうか。」
僕の勢いに少し引き気味だ。
それを見て落ち着いてきた。
「すみません。いいアイデアが浮かんでちょっと興奮してました。」
先導するカトレアさんの背に謝る。
「大丈夫ですよー。それよりもそのアイデア、気になります。」
部屋に入って席に着く。
「魔道具を買いに行ったのですが、値段の問題で安いものにしたくて。
そこで考えたんですけど、契約違反した冒険者にギルドからペナルティを
与えることはできませんか。」
僕は力がないし、アルやフラン君に危険が及ぶのは避けたい。
だから、冒険者に仕事を供給するギルドに頼ろうと思ったのだ。
「ペナルティですか?」
「はい。例えば、一定期間クエストが受けられないとか、受けられるクエストが
制限されるとか。」
「確かに今も素行の良くない冒険者にはそういったペナルティがつきます。
それを適用することはできますよ。」
思わずガッツポーズが出た。
「それ、お願いできませんか。」
「んー。分かりました。流石に私の一存では決められないので、レイさんに
確認してきますね。」
そう言い残して部屋を出ていく。
思い付きで行動してしまったけど大丈夫だろうか。
2人にも何も言ってないしなぁ。
怒られたら全力で謝ろう。
「ok出ましたー!」
「本当ですか!」
「はい。違反を報告いただければ直ちに動きますよ。」
良かった。
これで動き出せる。
「ありがとうございます。準備ができたら知らせに来るのでよろしくお願いします。」
「はい。お待ちしてます。」
さぁ、クリスさんの店に寄ってからカルミアに帰るぞ!
年末は更新できないかもしれません。
気長にお待ちいただければ幸いです。




