表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/53

転生しました。

いよいよ転生先クラナイでのお話です。


―目を開けると、森が広がっていた。

自分の姿を見下ろすとクラナイに出てくる街のNPCが身に着けていたようなtheモブの服だ。

そして、リュックを背負っている。とりあえず、おろして中を漁ってみる。

服や食料のほかに白い封筒が入っているのを見つけた。表には達筆な字でトーヤへと書いてある。

文は以下のようになっていた。


新しい世界はどうかな?神様じゃよ☆


おおぅ、読みたくないなぁ・・・。たまにいるメールだとキャラ変わるタイプだったとは。

いや、あまり変わっていないのか?

とにかく読み進める。


約束通り宿屋の主人として転生させたぞ。

ケモ耳少女も受付に配置しておいた。名はアルメリア。

受付、事務、料理何でもこなすハイスペック使用にしておいたから安心してくれ。

ーそのほか生活で必要と思われる知識はすべてまとめておいたから参考に楽しむとよい。

それでは。


簡単にまとめると、

・この世界の言語と文字は読めるようにしてくれている

・僕は祖父(という設定のおじいさん)から宿屋カルミアを受け継いぐために街に向かっている

・従業員はアルメリアという女の子と雑用をこなす少年フランがいる

・宿は主人公パーティーが拠点とする街、ドルティエのはずれにある

この4点を押さえておけば大丈夫だろう。


そして今いる森を抜ければすぐに宿のある街ドルティエが見えるらしい。

ずっと森にいても仕方ないし、行ってみよう。

リュックを背負い直し、5分ほど歩くとすぐにレンガ造りの壁が見えてきた。

ドルティエは主人公パーティーの拠点であるとともに国の中心付近に位置する街だ。

街の人以外に冒険者風の人や商人も見受けられる。

行き来が多いからか関所のようなものもなくあっさりとは入れた。

まずは、手紙に同封されていた地図を見ながら宿を探してみよう。

神様手書きの読みづらい地図に従って、大通りを逸れて、人気の少ない道へと進んでいく。

すると、レンガ造りの落ち着いた2階建ての建物が出てきた。

2階のせり出した部分にカルミアという看板がかかっている。どうやらここのようだ。

とりあえず、入ってみるか。

木製のドアを開けると「いらっしゃいませ。ご宿泊ですか。」と元気な声が聞こえてきた。

声のした方角、正面からやや右に顔を向けると受付らしき木製の机が置いてる。

そして、1人の少女がいた。ただの女の子ではない。

茶色い長髪と同系色のピンと伸びた狼系の耳。そう、ケモ耳だ・・・。ケモ耳美少女がいる!

僕の理想が再現されている・・・!

感動に打ち震えていると、ケモ耳美少女はこてん。と首を傾げ、お客様?と呼びかけてくる。

いけない。これではまるで不審者だ。


ケモ耳美少女は必須だと思うのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ