帰宅
何とか月2回更新を死守しました!
「ただいまー。」
我が家に帰ってきました。
「おかえりなさい!どうでしたか?」
台所で料理をしていたらしいアルが出てきた。
「無事に許可もらえたよ。色々とアドバイスも貰ってきたから後で話すね。」
「とりあえず、掃除してくるので説明はお任せします。」
フラン君は荷物をさっさと下ろしてお風呂場に向かっていった。
「アルは料理中だったの?」
「あっ。そうでした。」
何か火にかけていたのか焦って戻っていくアルについて台所に入ると、煮立った鍋が見えた。
「わわっ。どうしましょう。」
今にも中身がこぼれそうな鍋の前でぐるぐるしているアルの代わりに火を止める。
「大丈夫?」
水位が下がっていく鍋を横目にアルに確認する。
「はい・・・。ありがとうございます。」
耳がシュンと折れてしまっている。
「そんなに落ち込まないでも大丈夫だよ。」
ポンと頭を撫でる。
その瞬間耳がピンと立った。
びっくりして手を引くとアルも驚いた顔でこちらを見た。
「え、と。ごめんね?」
よくよく考えると軽率に女の子に触るのは良くなかったな。
「いえ!私の方こそびっくりしてしまって。すみません。」
「急に触ったからびっくりしたんだよね。これからは気を付けるよ。」
なんとなくアルの顔を見るのが気恥ずかしくなり、鍋に目線を動かした。
どうやら野菜を茹でていたらしい。
「今日の夕ご飯に使うの?」
「へ?あ、そうです!」
固まっていたアルが動き出した。
「根菜を使おうと思って下茹でしてたんです。」
バシャバシャと手を洗ってから先ほど大惨事になった野菜の具合を確認している。
大丈夫だったのかホッとした顔で茹で汁を捨てる。
水気をきってボウルに移し替えると一段落したのか器具を片付け始める。
洗い終わった器具を受け取ってタオルで拭いては定位置に戻していく。
一通り終わったので向かい合わせに椅子に座った。
「じゃあ、報告始めるね。」
ブクマありがとうございます。
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