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ギルドにやって来ました

とはいえ、具体的なことは何も決まっていないので、話し合う。

「とりあえず、ギルドには報告しておいた方がいいと思います。」

「そうですね。宣伝にもなりますし!」

話し合うというよりも二人のアドバイスを一方的に聞いて決まったのが以下の3点だ。


・ギルドに話して許可をもらう(ついでに宣伝)

・料金はギルドに相談(あまり高いと意味がない)

・大々的な宣伝はせず、口コミにすること


クレイ草の件が本当だったとはいえ、僕の記憶がすべて正しいとは限らない。

しばらくは、報告してもらう代わりに低価格で情報提供をすることにした。

そして、早速ギルドに行くことになった。

今回も留守番は必要なため、アルに残ってもらうことにしてフラン君と向かう。

「フラン君はギルドに行ったことはあるの?」

「えぇ、何度かありますよ。」

「へぇ。どんな感じなの?」

「トーヤさんの方が詳しいんじゃないですか?」

「んー。ギルドの内装とかはあまり気にしたことなかったからなぁ・・・。」

「説明するより、見たほうが早いですよ。」

フラン君が立ち止まって指さした方を見るとレンガ造りのシンプルで立派な建物があった。

「おぉ。めちゃくちゃ立派・・・。」

「ドルティエの象徴みたいなものですからね。」

フラン君からすると見慣れたものなのだろう。

あっさりと流してギルドに入っていく。

置いて行かれないように慌ててついて中に入る。

外観の立派さと違い、中は雑然としている。

その理由は人の多さだろう。

一目で冒険者とわかる人が大勢いる。

「行きますよ。」

フラン君が辺りを見回している僕の袖を引っ張りどんどん進んでいく。

「こんにちは。」

受付まで進み、簡潔に事情を説明すると、受付のお姉さんが奥の部屋へと消えていった。

そして、少しの間待っているとお姉さんが戻ってきて開いて部屋へと案内してくれた。

「あの、どうなったの?」

小声で話していたのであまり聞こえなかった。

案内されている間にこっそりとフラン君に聞くと同じく小声で返してきた。

「ギルドマスターが会ってくれるみたいです。」

マジですか。

「いきなり会ってくれるんだ。」

「運がいいですね。頑張ってください。」

「え。僕が喋るの?」

てっきりフラン君が交渉してくれると思っていた。

「当り前じゃないですか。トーヤさんの案なんですから、自分で話してください。」

正論なだけに何も言えない。

「・・・善処します。」

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