0話 ゲーム紹介
将来的に、出来ると良いですね。
VRゲーム全盛期。とある試作されたARゲーム『World Lost World Order β』通称『LO』。
通信機能付き専用ヘッドマウント型透過ディスプレイ端末を使用したサバイバルゲームである。
現実の地形を元に、限定範囲内でFPSを楽しめるモノと言えば通じるだろうか。
α版の評価は高かった。
一癖、ふた癖もあるキャラクターが自分を含めたプレイヤーに投影され、基本的に同じキャラクターになることは無い。
その時の状況に如何に対応できるか。
それがプレイヤーレベルとゲームの醍醐味と言われたからだ。
ゲーム機はβ版として開発社と提携のある某ゲームセンターに各種データ採取目的で設置されている。
なお、β版にアップデートされたのはつい二日前である。腕時計型端末との連携で個人記録が録れる様に改善されたのだ。
できる事は、
「総リスポン回数、体験キャラクター数、残生命値、所持技能一覧、武装説明」
そう。これは戦術を超えた戦略を強いられる戦いの始まりだった。
なにしろ、透過で見える実在プレイヤーが、キャラクター投影されない技能が出てくる事が有ったのだから。
ざっくりとした説明だけです。
すみません。