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魔王様はお年頃

ケルベロスの死

作者: アベベ

インフルエンザにかかりました。賞にはまにあわないと思います。

 一同は砂漠に差し掛かった。

「しまった! 水分がない!」

 アルフレッドの一言で、水を求め【レンドンの町】へ寄り道する事になった。

 レンドンでは水を確保する他、砂漠での注意情報を、仕入れなければならない! なぜならば、ペンションは山奥にありそこで育ったからだ。

 情報収集と言えば、酒場だ! 昼間から酒を、浴びるように流し込む奴や、もの静かに葉巻を、くわえている男など、誰にあたるべきか迷う。

「店主なら間違いないだろ!」

「そうだな」

 一行は店主(マスター兼バーテンダー)に、砂漠について聞いた。

「ああ、【カーブ砂漠】ね! 水は勿論だが身を守る命綱が必要だな! 砂嵐が起こるんだよ! あとはサソリの尻尾に気をつけな!」

「なぜ?」

「猛毒があるんだよ! あ、そうそう! 流砂! これが一番恐いよ! 文字にすると、流れる砂。その通り、砂丘から穴埋めにされる程流れる! 更に! なんと言っても寒暖の差だ! 昼間は五十度、夜は氷点下! どーよ?旅人さん達怖じ気づいちゃった(笑)?」

「いや、やる気が出たな!」

 キディが言い返す!

 一同は早速準備し、またカーブ砂漠に入る!

「どうだケルベロス、先は見えるか?」

「緑が見えます!」

「そこへ向かおう!」

 しかし、追っても追っても追い着かぬ。

「どうなってやがんだ、ケルベロスの脚をもってしても、追い着かないなんて」

「もしかして魔族?」

「そういえば、マスターが言ってたけど、【蜃気楼】じゃない?ほら、幻覚の一種の!」

「ああ、そうか!」

 一方その蜃気楼では・・・。

「あれ?ついてこなくなったぞ?」

 魔族でした(笑)!

 そして夜をむかえた。

「ケルベロスにもぐりこんでやる~」

「ち、ちょっと、くすぐったい」

「おーい!何やってるんだ?買った薪に、火をつけてくれサヘルー!」

「はいよ!」

 ぼっ! 瞬く間に火が灯る。

「こりゃあいいや!」

 ケルベロスも納得。と、そこへ……

「お前らなんでしんきろう無視するんだよ~!?」

「さ、皆、寝よう」

「無視すんな~! おや、待てよ、こいつらが眠っていたら、簡単に殺せるぞ! きしし!」

「あのさあ、もう俺達に構うのやめてくれない?」

「やだね!」

「じゃ、覚悟しろ!」

 ナンバーが威圧する。

「そ、そんな脅しくっしないぞ~! あ、おやつの時間だ! 帰らなきゃ!」

 きるるは去っていった。そして夜が明けると、また熱くなってきた。

「急ごう!」

「休もう!」

 の、連続で体が過度に発熱しないよう気をつけた。

 そして、二日、ようやく砂漠の町【フォーマル】についた。しかし、土地の者は土地をよく知っていて、熱い昼間は影で寝て、夜活動する。

「俺達も寝よう!」

 ケルベロスの影に、川の字になって寝る一行。そこへ、きるる率いる盗賊がやってきた。

 しかし、サヘルの結界で、侵入者に気づき起きたら、既に遅し! 黒い布で目隠しされ、手は、縛らていた! それに一番早く気づいたのが、ケルベロス! 唸り声をあげ威嚇する。すると、盗賊はサヘルだけ誘拐した!

「起きてくだせえ」

 アルフレッドを鼻で小突く。

「……硬い……」

 アルフレッドはなかなか起きない!そこで、チェルシーに相手を変える。

「姉御~!」

「え!?何、何なの?」

「サヘルのぉが、連れ去られました」

「なんですって!?」

「アルフレッドのぉは起きませんでした」

「ア・ル・フ・レ・ッ・ド~(怒)!」

 ドッ! チェルシーは剣を、鞘に収めながら思いっきり、振り下ろした!

 この一撃でようやく目覚めた!しかし何度も言うが、たった一人でも歴戦の友人らには、平気だとわかった!

 やはり無事帰って来た! 火系の魔法を使ったんだろう、腕に軽いすすが付いている。それと金銀財宝を引き連れて……。

「やはり金はサヘルだな」

『だね(笑)!』

 一行は水を買い出しに行った。如何にもケチ臭い男が水瓶を売っている。

「すみません、水が欲しいのですが……」

「一リットル千ガルだよ~!」

「え?そんなにするの?」

「ここじゃ水は命だからな~!」

「これなぁんだ?」

 サヘルが金銀財宝をちらつかせる!

「わかった! その財宝と一リットル!」

「もう一声!」

「十リットル!」

「よし! のった!」

 こうして、水は確保した! 金持ちだと誤解されるとややこしいので、町を早々に立ち去った。

 砂漠を抜けると、森に入った。木陰が気持ちいい。しかし、ケルベロスが歩くとバキバキ木が倒されて、少し憂鬱だ。 別名、迷いの森と、呼ばれてた森に入ったも、ケルベロスからはどっちに行けばいいのか、簡単にわかった!

「あっちの方です」

 突然、【キラービー】(大きなスズメバチ)が沢山襲って来た! 人間はなんとか倒しているが、ケルベロスは避けきれなかった! 猛毒がケルベロスを襲う! やはり今回もきるるの仕業だった。キラービーは強靭な顎もあり、みんな苦戦した! ゴルチェがゴーレムを三体召喚し、サヘルの魔法、アルフレッド達のタイマン勝負で徐々にキラービーを消していった。

 心配なのは、ケルベロスが毒耐性あるかわからなかったし、明らかに毒にやられ弱っている!

「毒消し草で効くか?」

「無理です。このまま死ぬしかないです」

 サヘルの毒消し魔法もきかず、ケルベロスは死んだ……。

読んでくれてありがとうございます!インフルエンザにかかりました。

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インフルエンザにかかって
― 新着の感想 ―
[良い点] 内容は比較的面白い点 [気になる点] セリフばかりで、情景を想像しにくい点 [一言] 改行や ―(ダッシュ) ☆(ほし) の記号を使ったらもっと面白くなると思います。
2014/02/22 09:20 退会済み
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