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アイデンティティー  作者: かっこう
1/1

歩について。

―あんた、最近絵ばっかり描いてるけど、進路の事ちゃんと考えてるの?


うるさい。


―お姉ちゃんもう内定も決まってしっかりやってるっていうのに、あんたはいつもいつもそうやって…いい加減にしなさい。


うるさい。


―いい加減現実を見なさい、世の中そんなに甘くないのよ。


 夢みて何が悪い…!!


ぴちょん。

最新式のシャワーヘッドじゃない、従来の古臭い蛇口から、炎天直下太陽に焦がされた温い水が一滴落ちた。それが思えば私、市村歩いちむら あゆむの我慢という水が張ったバケツから零れ落ちる、最初の一滴だった。


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