075 2-4-6 骨の中にて
元悪役なラグルスくんと1のスレ 23
598:1 ID:V1lLa1n+
夜の海とかで見かけたら海賊の亡霊船みたいな感じで良さげなんだけど、ここには正直似つかわしくないと思いました
廃墟の中で船って
[画像ファイル]
[画像ファイル]
600:名無しの転生者さん ID:k/ngWZ8e
>>598
同行者が消えたり謎の幽霊船(仮)が現れたりそこそこホラー的現象に遭ってるけど怖くないの?
601:名無しの転生者さん ID:exAziFas
イッチってオバケとか平気そう
605:1 ID:V1lLa1n+
>>600
>>601
まあお化けは別に怖くないかな
あっでも吸血鬼はちょっと怖いかも
感染症とか媒介しそうだし……
608:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
>>605
怖がり方が蚊とかダニに対するやつじゃん
607:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>605
確かに吸血動物は感染症がこわいよな
たしか人間を殺してる動物第1位は蚊だっていう話もあるし
610:名無しの転生者さん ID:lfRpeaxo
>>605
今ヴァンパイアの小説読んでたのにお前のせいで「マラリア」の単語が頭に浮かぶんだけど
耽美な雰囲気が台無しなんだけど
613:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx
吸血鬼に困ってる俺、「感染症怖い」に深くうなずく
こっちが注射針やらメスやら衛生に気を配ってるのに好き勝手しやがってあいつら……
609:名無しの転生者さん ID:4SYXSMAq
眼鏡くん大丈夫そ?
614:1 ID:V1lLa1n+
>>609
眼鏡くんはバイブレーション機能の強度を上げてるよ
顔色青くて草が生えるね
[画像ファイル]
616:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
>>614
この恐怖耐性でよくこの場所来ようと思ったなコイツ
615:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X
>>614
こんな恐がってたら足手まといになるのでは
620:1 ID:V1lLa1n+
>>616
拘束具になってるのはちょっと邪魔ではある
でも怖がりつつもなんだかんだ適切なバフとか時々神聖力による攻撃とかしてて、まあ差し引き若干プラスかなって感じ
多分瘴気への耐性とか神聖力とかでメンバーに選ばれたんじゃないかな?
619:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
その船どうすんの?
中に入る?
622:名無しの転生者さん ID:lfRpeaxo
>>619
正体不明のホラー船の中行くのは危険じゃね?
ホラー系敵に特攻持ってそうな聖女もいないし一旦はぐれた奴ら探した方がよさそう
626:1 ID:V1lLa1n+
実はもう中に入ってる
なぜか外に出られないし眼鏡くんが一瞬聖女くん見えたって言ってるから
骨のモンスターがいっぱいいる
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629:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx
>>626
おいおいどんどんホラー展開に巻き込まれてるぞ
大丈夫なのか?
仲間の姿を囮に……とかよくあるだろ
630:名無しの転生者さん ID:exAziFas
>>626
バイブレーション機能くんそろそろ心停止しそう
633:1 ID:V1lLa1n+
眼鏡くんは怖さを落ち着けてるのかひたすらメガネクイしてる
今のところ心臓はとっても元気な模様
[動画ファイル]
こっちは倒したと思ったら起き上がってくる死んだふりガイコツ
セミファイナルみたいで紛らわしい
生きてるなら生きてるって言ってほしい
[動画ファイル]
636:名無しの転生者さん ID:uS/snMxj
>>633
眼鏡カチャカチャしてて草
637:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>633
スケルトンは生きてはないだろ
639:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
セミファイナルならぬ骨ファイナルかぁ
割とセミファイナルに似た動きしててまあまあ気持ち悪いな
642:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx
>>633
セミファイナルで準決勝?てなったけどセミが死んでると思ったら実は生きてていきなり騒ぎ出すアレのことか
640:名無しの転生者さん ID:exAziFas
セミとかいううるさい存在きらい
毎年夏は滅ぼしたくなる
存在意義がわからない
646:名無しの転生者さん ID:oQyvScqi
>>640
生態系に迂闊に手を入れると思わぬ影響があるのでおすすめできません
って初心者向けのスレで書いてあったし滅ぼすのはやらん方がええんちゃう
644:1 ID:V1lLa1n+
>>640
食料にもなる>存在意義
645:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
えっイッチってセミ食うの?
646:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X
>>644
えぇ……引くわぁ……
650:1 ID:V1lLa1n+
>>645
今は食べてない
昔たまに家に入ってきたやつを捕まえて食べたりした
遊ぶついでに小腹を満たして一石二鳥な感じだった
651:名無しの転生者さん ID:Mc9G8tiy
うわぁ…
655:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
昆虫食の文化がある所もあるし食べれた方がいざという時いいとは思う
思うけどキツいしお前もしかして生で食べてないか?
寄生虫とか危ないからせめて加熱しような
660:1 ID:V1lLa1n+
ちょっと歩いてみたけど中がすっごい広い
なんか外見より明らかに広くて魔術師の楽園の研究所を思い出した
こっちも魔術かなんかで拡張されてるのかな~
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663:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
>>660
宝箱あるじゃん
開けてみない?
665:名無しの転生者さん ID:Mc9G8tiy
>>663
この状況で宝箱って罠の可能性高いんじゃないか?
やめといた方がいいだろ
666:1 ID:V1lLa1n+
宝箱は最初いっこだけ開けて普通に魔物だったから無視してる
今のところ2人がこっち瘴気つよつよでなんか居るかもって方向に進んでます
多数決で方針が「元凶ぶっ倒そうぜ!」に決まったので
669:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X
眼鏡の反対1と他の賛成2だったんだろうなあ……>多数決
668:名無しの転生者さん ID:uS/snMxj
実際問題ホラー空間閉じ込められ系って元凶倒したら解決するもんなの?
671:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>668
ちゃんねる上で見る限りでは解決したりしなかったりする
そもそも脱出できても問題がきっちり解決したかまでは不明なことも多い
673:1 ID:V1lLa1n+
強そうな骨の人発見
[画像ファイル]
675:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
>>673
スケルトンは人と言っていいのか?
いや元が人の骨ならいいのか…?
676:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x
>>673
骨格的に女だな
679:名無しの転生者さん ID:lfRpeaxo
>>673
服が他の骸骨より豪華だ
ここまでの奴らは何も着てないことも多かったのに
678:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>673
なんか衣装が元海賊のボスっぽさがあるし気をつけような
682:1 ID:V1lLa1n+
>>678
もう殴りかかっちゃった
ガードされたけど
684:名無しの転生者さん ID:hEr0iNE/
うーん、この
685:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm
>>1くん行動する前に頭使わへんか?
689:1 ID:V1lLa1n+
>>685
私の直感が「思い切ってぶつかってもヨシ!」って言ってたから……
693:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X
>>689
その結果防御されてますけど
691:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x
>>689
お前の直感さび付いてんじゃね
二度と頼りにしないほうがいいと思う
696:名無しの転生者さん ID:uS/snMxj
>>689
その蛮族マインドやめれる?
695:名無しの転生者さん ID:oQyvScqi
ボス戦のスタートが失敗で始まってて幸先悪いやんけ
699:1 ID:V1lLa1n+
>>695
大丈夫!
ボス戦始まらなかったから!
[画像ファイル]
701:名無しの転生者さん ID:exAziFas
>>699
それどういう状況??
*****
「もうこんな事したらあかんで?」
「はい」
「そもそも骨相手やからっていきなり飛びかかったらあかんやろ?」
「はい」
骨の船内部、あまり広くない通路から少し開けた空間。中央あたりに机と椅子が並び、樽やら木箱やらが雑然と置かれている。そんな部屋で、彼女は先ほど攻撃をしかけた骸骨から叱られていた。
諭す相手から目線を下にそらし、なんともいえない顔をする彼女を見ながらラグルスは以前に自身が見た姿を思い出す。あの時ノナは説教されながら考えていることがよくわからない表情をしていて、彼が反省したか問うと正直に『あんまりしてない』と答えていた。
「……アンタ、話聞いてないんちゃうか?」
「はい」
「コラッ!」
ラグルスがそんなことを思い出していると、案の定以前と同じようなことをやっている。まだ続きそうな説教にノナが彼へと目線を送った。助けてほしいらしい。
「はぁ……おそらく大して反省しないだろうそいつへの説教は後にして、この船について聞きたいんだが」
こめかみを押さえながらラグルスが言えば、骸骨も疲れを感じていたのか説教をやめ呆れたように頭を振る。もしも呼吸をしたならため息でもついていそうな仕草だ。
「まったく、今日は失礼な客の多い日やな……」
「他にも誰か来てるの? こんなところに」
「あ! もしかして、私たちとはぐれてしまった2人かもしれない!」
ぼやいた内容にノナが疑問を口に出し、ホラーとは距離の遠い雰囲気にようやく調子を取り戻しつつあるエストレが希望を見出す。震えはおさまり顔色も元に戻りつつある。
「んん? アンタらの仲間なんか?」
「たぶん? 先客を見てないからわかんないけど」
「引き渡すからはよ出てってや」
ノナたちの反応を見て骨が壁ぎわにある木箱のひとつを持ってきた。彼女たちの前でフタを外し、雑に倒す。すると中からごろんと縛られた人間が出てきた。
黒いローブを着て、口元を黒い布に隠した男性で、三十代か四十代ぐらいだろうか。その人物を確認し、ラグルスと顔を見合わせる。
「うーん、はずれ」
「知らない顔だな」
「ありゃ、じゃあ別口の侵入者なんか」
骸骨が落胆しつつ侵入者を木箱に戻した。そのはずみにことり、と何かが落ちる。ノナがそれを拾い上げると、それは手のひらに収まる大きさの黒い板のようなものだった。三角形を3つ重ねた星形をメインにした模様が描かれている。
それを眺めながら彼女がつぶやく。
「なんか厨二っぽい模様だ」
「チュウニ?」
ノナの感想にラグルスが怪訝な顔をした。そんな二人の後ろからエストレが板をのぞき込み言う。
「これは……」
「眼鏡くん、これ知ってるの?」
問えば、彼は難しい顔をしてあごに手をやりながら答えた。
「これは邪神教の信者が持っている証なんだ。おそらくこの男は邪神教の実動部隊だと思う」
「邪神教といえば最近話題の悪そうなやつ?」
「悪そうな、というより私が知っているかぎりでもかなりの悪いやつだ」
ノナとエストレが話しているのを横目に、ラグルスが邪神教の男をごそごそ調べている。
「——! ノナ!」
「うん?」
そして何かを見て顔色を変えノナへと声をかけた。ただ事ではなさそうなその声に振り返った彼女が見たものは。
「これ、入れ替わった時の謎アイテム……?」
彼女たちが入れ替わってしまった原因、呪いの道具であった。




