074 2-4-5 ただよう骨
元悪役なラグルスくんと1のスレ 23
458:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
スレ主が怪談話したせいで怪奇現象が起こったんじゃね
そういう話すると呼び寄せるっていうし
460:名無しの転生者さん ID:lfRpeaxo
くぅ〜憑かれましたw これにて完結です!
461:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm
ご愛読ありがとうございました!
>>1先生の次回作にご期待ください!
465:1 ID:V1lLa1n+
>>460
>>461
勝手に私の人生を完結させないでもろて
468:名無しの転生者さん ID:4SYXSMAq
>>465
まあ転生者なんて死んでも死ぬだけだし
どんまい、次逝こう次!
472:1 ID:V1lLa1n+
>>468
私そこまで達観してないんで
いや達観というかイカれてる?もしかしてリセマラスレ住民?
とにかくまだ幽霊的なアレとは決まってないし私まだまだモリモリ生きるから
473:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
リセマラ転生者はリセマラに忙しいだろうしこんなところまで来ないんじゃね
あのスレ覗いたらIDが怖いぐらいコロコロ変わってくし
476:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>472
転生ガチャリセマラしてそうな奴はともかく、場所が場所なだけにゴースト的展開も考えとくべきだとは思うが
一気に大人数が悲惨な死に方してさほど時間経ってない場所なんだから
474:名無しの転生者さん ID:uS/snMxj
ていうか1くんはどうすんの?
迷子探す?
探索続ける?
480:1 ID:V1lLa1n+
>>474
とりあえずまだ見てない中心のほうへ向かって道具を設置して本来の任務を続けつつ、2人が見つからなかったらまた改めて探す感じ
2人も最初の目的地に向かってる可能性あるし、聖女くんは相性的にこの場所ではほぼ無敵じゃね?ぐらいの状態だし勇者くんもまあ大丈夫だろうしってことで
483:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm
>>480
けっこう勇者パーティのこと信用しとるんやな
485:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x
>>480
大丈夫かあ?
あとで惨状を発見!スレッドはグロ指定に!みたいなことになんない?
自動で板移動させられたりしない?
490:1 ID:V1lLa1n+
>>485
まあ大丈夫っしょ
猫ちゃんクッキーのおみくじでも『焦らなくてOK』みたいなこと書いてあったし
ちなみにラッキーワードは『ダンス』なのでとりあえずついでに踊っておいたら盤石かもしれない
493:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3
>>490
お菓子のオマケおみくじなんて適当に何種類か結果用意しただけのフワッとした内容なんじゃねえの
根拠適当だな
491:名無しの転生者さん ID:lfRpeaxo
>ダンス
びっくりするほどユートピアでもやっといたら?
なんか霊が逃げていくとかいうじゃん
495:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx
>>491
あれはダンスなのか……?
497:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm
除霊ダンスなら最近はコレが界隈で流行りやで
[動画ファイル]
504:名無しの転生者さん IDhEr0iNE/
>>497
除霊ダンスに界隈とかあるんか?
500:1 ID:V1lLa1n+
>>497
あ〜何回か見かけたことあるやつだ
今は怯え眼鏡くんに腕つかまれてるからできないけど後でやってみようかな
505:名無しの転生者さん ID:oQyvScqi
>>500
踊ったら踊ってみた動画ください
502:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
イッチいま眼鏡に腕掴まれてんの??
508:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0
>>500
眼鏡くん怖がりすぎやろ
510:1 ID:V1lLa1n+
眼鏡くんが真ん中で私とラグルスくんの腕をつかんでます
この動きづらいことといったら
しかも震えてるから巻き込まれバイブレーション
[動画ファイル]
515:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3
>>510
眼鏡くん「ガタガタガタガタ……」
ラグルスくん「……動きづらい!」
1「うーん、この」
ラグルスくん普段より顰めっ面ひどくて草
512:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T
プルプル眼鏡
513:名無しの転生者さん ID:uS/snMxj
びくびく眼鏡
518:1 ID:V1lLa1n+
歩きづらいけど離れてくれないからとりあえずこのまま中心へ向かっていきまーす
522:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>518
まあそもそも1が怪談話を聞かせたのも原因だしな
523:名無しの転生者さん ID:k/ngWZ8e
異常事態が起きてる可能性もあるんだし気をつけてね
*****
「う~ん、さすがに片腕掴まれると動きづらい」
ノナたちが聖女及び勇者とはぐれてしばらく後。ノナとラグルス、そして真ん中の震える拘束具は亡国の王城へあと少しかという位置にいた。
ぼやく彼女にラグルスが告げる。
「ちょうどいい、ここの敵を貴様の魔術の練習台にするぞ」
「マジか~」
ノナは言いながらこちらへ向かってくる透けた半透明の存在、一般的にゴーストや悪霊などと呼ばれる敵へと電撃を放つ。敵は一度その体を四方に散らしかき消えたかに見えたが、また集まって体を形成した。
そこへ同じく雷が撃ち込まれ、今度こそ敵は霧散した。ラグルスの魔術だ。
「やはり精度が甘いな」
「うーむ……」
ノナは指摘され、動かせるほうの腕を振りながら眉を寄せる。
「やっぱり体の外に力を放出するのってわりと苦手かも?」
「むしろ俺からすれば、力を外で使うか中で使うかによってそこまで水準が異なることが不思議でならないんだが」
「そこはまあ、文化とかシステムの違いかな? 私が戦い方叩き込まれた世界だと、体内で力を運用するのが基本で始まりって感じだし。そこだと外に力を出せるのって、かなり高い境地の人なんだよ」
自身の手を開いては閉じてを繰り返し、ノナがこぼす。その間にもぐるぐると体内に力を巡らせる様子を見ながらラグルスが言った。
「これほど器用に扱えて、なぜ魔術の形にした途端ああなるんだ……?」
「それがわかったら苦労してない」
そんな話をしながら進んでいくと、ついに瘴気立ち込める区域の中心である王城跡地へとたどり着く。崩れた壁から中へ入ったとたん、ノナ以外の二人はピリ、と肌を刺すような空気を感じた。
城の中は以前に訪れた時よりもさらに崩壊が進んでおり、壁が崩れて大きな空間のようになっている箇所もある。三人が崩壊に巻き込まれないよう気をつけながら歩いていると、ノナの耳にかすかな音が届いた。
「……なんか、カタカタいってない?」
「え!?」
彼女の言葉にエストレがびくりと反応する。ラグルスが慎重に周囲を確認し、ひとつの方向を指さした。
「あちらのほうから妙な気配がする」
「確認する?」
「ああ」
そろそろと音を殺しながら歩き、壁の向こうにあったのは。
「骨、の……船?」
おそらくかつては華やかなパーティでも開かれていたのであろう、広い部屋。そこでゆっくりと宙に浮かぶ、何かの骨が集まってできた大きな船だった。




