表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私in俺!〜悪役憑依と転生ちゃんねる〜  作者: 吉祥 瑞喜
5章 悪役と彼女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/76

042 1-5-7 知りもしなかった知られていたこと

【生きたい】悪役魔術師ラグルスになった女のスレ 17


211:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 それで、イッチはこれからどうするんや?


213:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 ラノベ主人公のごとき無双はじまっちゃう?


220:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx

 >>213

 スレ主が無双できる未来が想像できない


214:名無しの転生者さん ID:ZaYM4VEH

 冒険?


215:名無しの転生者さん ID:a7d8VEnt

 ラブコメ!


221:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 異世界スローライフ


223:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T

 >>221

 スローライフって結局何するんだ?

 食っちゃ寝?


232:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3

 >>223

 晴耕雨読的なヤツじゃね?


217:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH

 追放からの無双

 お供はフェンリルで


225:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 >>217

 追放されるにはまずどこかに属さないと無理だぞ


229:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx

 >>225

 ラグルスくん「貴様を俺の体から追放する!」

 ……実際そうなってるしただのハッピーエンドだなコレ


241:1 ID:V1lLa1n+

 しばらくは経過観察ってことでラグルスくんと過ごします

 素材の問題で実際に人体を作ったのは初めてだからちゃんと定期的に診るってさ

 あとデータ収集もするらしい


 とりあえずラグルスくんに用事とかあればついてく事になると思う


243:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 担当医ラグルス


245:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 >>241

 そら聖剣が材料やから今まで試すのもできんかったやろな


246:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X

 >>241

 治験無しのいきなり本番かぁ

 何も無いといいんだけど


249:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx

 >>246

 半分被検体みたいな感じだな

 ちょっとこわい

 ……大丈夫だよな?


250:名無しの転生者さん ID:Samw2rAi

 >>249

 きっと大丈夫でござるよ

 ラグルス殿の能力は信じるに値するでござる


244:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T

 2人で過ごす間にラブが……みたいな展開はありますか?


248:名無しの転生者さん ID:KeCy8LvA

 献身的な看護に次第に2人の距離は近づき……(恋が)芽出たし芽出たし!


253:1 ID:V1lLa1n+

 >ラブ

 ありません


255:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T

 >>253

 え~


256:名無しの転生者さん ID:KeCy8LvA

 >>253

 そんな~


258:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx

 スレ主にも訪れろよ 春


261:1 ID:V1lLa1n+

 というか恋愛恋愛いってるスレ民、恋バナが好きなんじゃなくて私の反応目当てに言ってる奴けっこういるだろ

 スレ主いじりもほどほどにしてもろて

 せっかく今好物のチーズバーガー作ってもらって食べてるところなのに

 [画像ファイル]


265:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 >>261

 おいしそう

 でもデカすぎて食べにくそう


266:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH

 ラグルスくんに連日徹夜させた上に好物作らせてたの?鬼畜で草


268:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 >>261

 焼き色のついた肉汁の光る分厚いパティに二種のチーズがとろけててうまそう

 ふわふわのゴマ付きバンズにレタスと玉ねぎ、ソースはシンプルにケチャップか


270:名無しの転生者さん ID:ZaYM4VEH

 イッチ、チーズバーガーが好物なのか


269:1 ID:V1lLa1n+

 中にピクルスも入ってるよ

 最初の生で一口食べた時からこの味が忘れられなくて、それ以来ずっと大好物


 ラグルスくんには作らせたっていうか向こうから好物作るって言われたから甘えた形

 最初チーズバーガーって何?て反応されたけど


 あと徹夜も別に私がさせたわけじゃないからね

 むしろ睡眠の重要性は説いてるからね

 作業に没頭してたらつい眠るの忘れたとかおほざきあそばされてたけど


272:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 >>269

 その世界にはチーズバーガー無かったんやな多分


273:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0

 今牢屋に入ってるからうらやましい

 ワイもチーズバーガー食べたい


275:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X

 >>269

 作業してて睡眠をおろそかにするの、身に覚えがあって耳が痛い


278:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx

 >>269

 写真に写ってる手がスレ主?

 自撮りくれ


274:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 イッチのキャラデザ見せて


281:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 スレ主のキャラメイクの趣味どんなん?


283:名無しの転生者さん ID:a7d8VEnt

 三面図はよ


284:1 ID:V1lLa1n+

 はい

 [画像ファイル]

 [画像ファイル]

 [画像ファイル]


288:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 もぐもぐ片手ピース


290:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X

 >>284

 一旦チーズバーガー置いてから撮ろうよ


285:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 ケチャップつけたまま撮るなよ


298:1 ID:V1lLa1n+

 >>285

 大きすぎてケチャップ飛び出るからしょうがない


301:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 >>298

 いや拭けよ

 もしくは映り込んでるナイフとフォーク使えよ


291:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 >>284

 へーけっこう可愛いやん

 まあキャラメイクできるならわざわざ見た目悪くする理由もないか


293:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 髪が二色の奴見るとSNSで見たことある気がしてくる


294:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3

 なんか髪型が猫とかを意識してない?

 どうせ猫っぽくするなら獣人にすればよかったのに


295:名無しの転生者さん ID:ZaYM4VEH

 >>284

 アホ毛があってアホそう


297:1 ID:V1lLa1n+

 髪質には注文つけまくったけど髪型はおまかせしたらこうなった

 髪色は黒で指定したけど白い部分は知らない


 全体的な容姿はたぶん前々前世の姿がベース(精神世界でお話してた時その姿だったからかも)

 あとはフィジカルつよつよで、とは指定したけど他はラグルスくんのアドリブ

 ちなみに獣人はデータ不足で作れなかったらしいよ



*****



「ノナ。今さら変えられないが、本当に俺のセンスで良かったのか?」


 先に食事を終えたラグルスの質問に対して彼女は指で丸を作り答えた。口にはチーズバーガーのおかわりがつまっている。

 出した要望は全て叶えられているし、特に容姿にこだわりがあるわけでもない。彼女としてはかなり満足な出来だ。

 咀嚼(そしゃく)嚥下(えんげ)を終えた彼女が口を開き話す。


「これしてねって言ったことは全部やってくれてるし、他はどうでもよかったから問題なし!」

「ならいいんだが」


 ノナの答えを聞き、ラグルスが安堵したような顔をする。

 そしてふと思いついたという表情をした後、なぜかにやりと笑った。


「そういえば先ほども口周りにソースをつけたままポーズをとっていたな。あれもいつものようにスレッドへ自撮りを出すんだろう? なるほどあのような姿を人目に晒せるなら、容姿に頓着するわけもないか」

「……えっ」

「ああそうだ、一応言っておくが俺は『クソデカ機械人形』などというものを作ったことはないぞ」


 彼女は聖剣を阻止する方法を説明する際、他の世界にいる転生者たちと連絡をとる方法があるとは伝えた。

 しかしそれがネット掲示板のようなものであることは言っていない。ましてやスレッドに書き込まれた具体的な内容など話したことはないのだ。それなのにラグルスは彼女が普段からスレッドへ写真を載せていたことも、彼の拠点で原作のクソデカ機械人形を探したことも知っている。


「な、な、なんで……?」


 ラグルスが「今度食事の作法を教えなければ……」とつぶやく声も、驚く彼女には聞こえていない。

 目を見開き動揺するノナに、彼は半ば呆れたように言う。


「やはり気づいていなかったのか。貴様が俺の記憶を好き勝手覗けたのだから、俺が貴様の記憶を読めるのも道理だろうに」


 そうラグルスに言われ、彼女はしばらく固まり、そして。


「…………ぁ、あゎ、わあああ!」


 ノナは頭を抱えた。

 ラグルスはなんだかとても愉快な気持ちになった。


ノナのイラスト

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1921090/blogkey/3423621/

下にリンクがあります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ